賽(さい)の河原は奥尻町最北端の稲穂岬に広がる石積みの海岸。1500年頃に松前藩の開祖である武田信広の一行が蝦夷地へ向かう途中、暴風雨を避けるために奥尻島へ立ち寄った時に発見したと伝えられている。以後、海難犠牲者や幼少死亡者を慰霊するため、大小無数の積み石(石塔)が建ち並ぶようになったという。 |
Way to Cape Inaho & Sainokawara |
奥尻町有バス「賽の河原」停留所から稲穂岬へ向かう一本道。敷地内には食堂兼売店「北の岬さくらばな」、炊事場・トイレ・簡易シャワー・照明・自販機の設備が整う無料の「賽の河原公園キャンプ場」(5月〜9月)、展望台、野球場、土俵が設けられている。霊場に隣接するというロケーションのキャンプ場だが、予約不要で利用できることから、奥尻島を訪れる西欧系外国人バックパッカーにも人気があるようだ。 |
Sainokawara Hallowed Ground since 1500 |
稲穂岬の先端部に位置する賽(さい)の河原。毎年6月22日・23日には「賽の河原まつり」が開催され、夜には供養のための灯篭流しが行われる。 |
Festival
22 Jun to 23 Jun
賽の河原まつりは6月22日・23日に開催 |
Sainokawara & Main island of Hokkaido |
大小無数の石積みの塔が建ち並ぶ賽の河原。楕円形の大きな石が多く、海岸を歩くと乾いた音がする。日本海の向こうには北海道本島の海岸線が良く見える。 |
West Coast of Cape Inaho |
キャンプ場に隣接する稲穂岬西海岸からは、奥尻島北部の海岸線や日本海に暮れゆく夕陽を見渡せる。 |
Inaho Lighthouse since 1891 |
1891年(明治24年)に初点灯した稲穂岬灯台。白黒・四角形の外観を持ち、夜は15秒間隔で1回光る。灯台が建つ高台からの眺めが良さそうに思えるが、実際のところ、日本海や稲穂岬の眺望はあまり利かない。 |
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Address
Inaho, Okushiri Town, Hokkaido, Japan
北海道奥尻郡奥尻町稲穂 |
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Get in
From Okushiri Port by bus: Get on Okushiri Town Bus for Nonamae (野名前),
get off the bus at Sainokawara (賽の河原), 1 minute on foot
奥尻港から奥尻町有バス「野名前」行きに乗車、「賽の河原」下車、徒歩1分 |
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Hours
24 hours, all year round
24時間 (通年) |
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Free Camping Ground / May to Sep
Okushiri's top camping ground for foreigner backpackers. There are public
toilet, kitchen, simple shower & vending machine.
賽の河原無料キャンプ場は5月〜9月に開設 (トイレ・炊事場・自販機・簡易シャワー・照明あり) |
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Restaurant & Souvenir
8:30 - 17:30, Late Apr to Late Oct
食堂兼売店「北の岬さくらばな」は4月末から10月末までの8:30〜17:30に営業 (不定休) |
Kantahama Area, Southeast of Cape Inaho |
稲穂岬の南東岸に位置する勘太浜地区。1993年に発生した北海道南西沖地震では、高さ9.0mの津波が押し寄せたという。 |
Kantahama Coast & Main Island of Hokkaido |
勘太浜には波に洗われた巨岩の美しい海岸線が連なる。北海道本島の眺めも素晴らしい。 |
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