Lavender Campas in Sapporo, Tokai University |
東海大学札幌キャンパス「ラベンダーキャンパス」は、日本におけるラベンダー栽培発祥の地である札幌市南区南沢地区に広がる札幌の代表的なラベンダー畑。大学では2002年度から3年かけて「ラベンダーキャンパス化計画」を実施。2004年5月には北海道を代表するラベンダー畑「ファーム富田」の富田忠雄氏による指導のもと、南沢町内会連合会を中心に900株が植えられ、現在は毎年7月から8月上旬にかけて3600株のラベンダーが見ごろとなる。近年は外国人観光客の来場も増えているという。
入場時にキャンパス入口の守衛で記帳をすると、ラベンダーの写真が入ったオリジナルポストカードをもらうことができる。 |
Lavender garden |
南沢のラベンダー (日本におけるラベンダー栽培発祥の地)
昭和のはじめ、南フランスを旅した曽田政治氏(曽田香料の創始者)は地中海沿岸プロバンスの丘に咲くラベンダーの色と香りに魅せられた。1937年(昭和12年)、種子5キログラムをフランスから輸入し、北見・札幌・千葉・長野・岡山の各地で試作したが、生育状況は札幌が良いという結果を得た。曽田社長は1940年(昭和15年)、南沢麻田農園の土地約16ヘクタールの委譲を受け、北斜面一帯にラベンダーの耕作を始めた。1942年(昭和17年)には日本で初めてラベンダーオイルの抽出に成功。商品化にこぎつけたが当時は戦時下であったため、生産が本格化するのは、1948年(昭和23年)のことである。
南沢はラベンダーに加えて、ハマナスやバラなどの栽培も始まり、活気に湧いた。北斜面全体が「香りの楽園」となり、見学に訪れる人が絶えなかったという。
こうしてラベンダーの栽培熱が高まり、北海道各地(特に富良野・ニセコ方面)にも苗の移植が広がり始めた。ところが、1965年(昭和40年)になると、ソ連などから安い合成香料が国産香料を押さえ、1972年(昭和47年)、ラベンダーの栽培事業は衰退を向かえた。現在、南沢では、日本におけるラベンダー栽培発祥の地という歴史から、「ラベンダーのまちづくり」に取り組んでいる。 |
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Address
Tokai University, 5-1-1-1 Minamisawa, Minami Ward, Sapporo City, Hokkaido, Japan
北海道札幌市南区南沢5条1丁目1-1 (東海大学札幌キャンパス) |
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Get in
From Makomanai Subway Station by Bus: Get on Jotetsu Bus No.96, get off the bus at Tokaid Daigaku mae (東海大学前), 1 minute on foot
地下鉄真駒内駅からじょうてつバス(環96)南沢線「真駒内駅前」行きに乗車、「東海大学前」下車、徒歩1分 |
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Lavender seasons
Mid July - Early August
7月中旬〜8月上旬 |
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Price
Free!
入園無料 |
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Website
Lavender Campus
ラベンダーキャンパス化計画 |
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