協和温泉は愛別町北部の田園地帯と低い山々に囲まれた場所に佇む民営の温泉宿。北海道では数少ない炭酸冷鉱泉を活用した温泉で、宿から2km離れた場所に位置する源泉は明治時代に発見されたという。内湯の大浴場は街なかの銭湯と同じような雰囲気で、5箇所設けられている浴槽のうち、主浴槽やジャグジーなど4箇所の浴槽は真水を加熱した塩素消毒・循環ろ過の沸かし湯である。温泉を名乗っているものの、実際は沸かし湯の浴槽が浴室の大半を占めているので、温泉というよりも銭湯に近い雰囲気に驚かされるかもしれない。温泉浴槽に入らず(あるいは存在に気がつかず?)、沸かし湯の浴槽にだけ入浴する人もいるようだ。
さて、協和温泉の温泉浴槽はどこにあるのかというと、男女の仕切り壁の横にある、実質的にひとりだけが入れる程度の小さな浴槽である。初めて訪れると「これが温泉?」と驚くかもしれない。炭酸泉は源泉温度が非常に低い冷鉱泉で湧出量も極めて少ないため、熱めの真湯を加えて浴槽の温度を調節している。炭酸泉のお湯割りといったところだ。お湯の割合が高いようなので炭酸泉の実感はあまり湧かないかもしれない。ただ、お湯割りの炭酸泉は消毒や循環を行わない掛け流し方式で、炭酸泉を直接注入すると浴槽や配管を痛めてしまうそうなので、このような方式を取っているのだそうだ。
炭酸泉浴槽の壁には炭酸泉の源泉が注がれる蛇口があり、飲泉が可能。この炭酸泉の味わいは素晴らしいものがあるので、是非とも飲んでみたい。個人的には協和温泉を訪れる目的と価値は、この炭酸泉を飲むためにあるのではないかと感じるほどである。協和温泉は訪れる人によって評価が二分されるかもしれないが、食堂では愛別名産のきのこを使った料理を味わうことができ、地元の人に親しまれているようだ。 |
|
|
Address
143-3 Kyowa, Aibetsu Town, Hokkaido, Japan
北海道上川郡愛別町字協和143-3 |
|
Get in
From Aibetsu Station by bus: Get on Aibetsu Town Bus for Kyowa Bunkiten (協和分岐点), get off the
bus at Kyowa Onsen (協和温泉), 1 minute on foot
愛別駅前から愛別町営バス「協和分岐点」行きに乗車、「協和温泉」下車、徒歩1分 |
|
Hours
8:00 - 22:00 |
|
Closed
None Scheduled
年中無休 |
|
Price
Adult 500 yen / Child 250 yen
大人500円、こども250円 |
|
Website
Kyowa Onsen
協和温泉 |
|
じゃらんnet: 協和温泉 |
|