十勝川温泉は帯広市の北側、音更町十勝川の岸辺に立地する十勝地方最大の温泉街。太古の植物が完全に炭化しないで堆積した亜炭や泥炭層から湧出する温泉で、植物性(モール)有機物を多く含んだ、つるつるで茶色の温泉が大きな特徴だ。このような温泉は世界的に見ても珍しく、北海道遺産「モール温泉」にも選定されている。 モール温泉と言えば札幌近郊や帯広市内などでも似たようなモール系の温泉が数多く点在するが、十勝川温泉とこれらの温泉との決定的な違いは、十勝川温泉の源泉が植物性(モール)有機物を多量に含んでいる点にある。十勝川温泉に入ると温泉浴槽の中に濃い茶色の浮遊物が数多く目につくが、これがモール温泉で多量に含まれる植物性有機物だ。軽く触ってみると、あっというまに形が崩れてしまう。このような泉質の温泉は札幌近郊や帯広市内ではほとんど見受けられない。この植物性有機物こそが十勝川温泉最大の特徴であり、だからこそ十勝川温泉のモール温泉は貴重な存在なのだ。 |
Explore Tokachigawa Onsen |
温泉街の周辺には十勝川アクアパーク(白鳥飛来地 ※閉鎖の場合あり)、北海道立十勝エコロジーパーク、十勝が丘公園などの観光スポットが徒歩圏内に点在しているが、これといった見どころは少なく、また歓楽色も薄いので、観光の仕方が中々難しい温泉街である。昼間は帯広界隈を観光し、夜は十勝川温泉で温泉宿でゆっくりとくつろぐのがおすすめの過ごし方だ。冬であれば十勝が丘公園のライトアップイベント「彩凛華(さいりんか)」を鑑賞するという楽しみもある。 |
Tokachigawa Onsen Aqua Park
十勝川温泉アクアパーク |
温泉街南側を流れる十勝川河川敷に広がる公園で、十勝中央大橋を見渡すアクアパーク下流側は十勝地方随一の白鳥飛来地として有名。毎年10月頃から4月頃まで、数多くの白鳥やマガモが越冬のために飛来し、その様子を間近に観察することができる。氷点下20度以下に冷え込んだ真冬の十勝川の白鳥飛来地も風情があるという。近年は鳥インフルエンザ対策のため、白鳥飛来地の河川敷へ立ち入りできなくなることが多い。その時は十勝川の堤防沿いから遠目にその様子を眺めよう。 |
Get in
10 minutes on foot from Tokachigawa Onsen
十勝川温泉から徒歩10分 |
Birdwatching seasons
Oct to Apr
白鳥の飛来シーズンは10月頃〜4月頃 |
Tokachigaoka Park
十勝が丘公園 |
十勝川温泉街の中心部から北へ徒歩10分の高台に位置する公園。直径18mの大きな花時計「ハナック」が公園のシンボルとなっており、その周辺に炊事遠足広場や多目的広場、売店などがある。温泉街から花時計を見るだけのために、わざわざ往復20分をかけて訪れるほどの公園ではないが、冬場に十勝川温泉に宿泊するならば、この公園で開催されるイルミネーションイベント「彩凛華(さいりんか)」へ足を運んでみるとよいだろう。冬の観光シーズンには毎日開催しており、十勝平野の夜景も楽しめる。 |
Get in
10 minutes on foot from Tokachigawa Onsen
十勝川温泉から徒歩10分 |
Sairinka illumination festival
Late Jan - Early Mar
彩凛華は1月下旬から3月初旬まで毎日開催 |
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Fuji Hotel
富士ホテル |
十勝川温泉街の中心部に立地する小奇麗な雰囲気の温泉ホテル。十勝川温泉では数少ない、自家源泉を持つ温泉宿で、男女別の内風呂も綺麗な雰囲気。大浴場の温泉には植物成分の有機物が数多く浮遊しており、十勝川温泉ならではのモール温泉を満喫できる。十勝川温泉中心部での日帰り入浴におすすめの一軒。 |
Hours / Day trip bath
13:00 - 22:00 |
Closed
None Scheduled
年中無休 |
Price
Adult 500 yen / Child 300 yen
大人500円、こども300円 |
Website
Fuji Hotel
富士ホテル |
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じゃらんnet: 富士ホテル |
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