ガガーリン公園はユジノサハリンスク中心部の東側に広がる市内唯一の大規模都市公園。人類最初の宇宙飛行士であるユーリイ・ガガーリンにちなんで名づけられたもので、市民や観光客が多く訪れる憩いと娯楽の場として賑わいを見せている人気スポットだ。日本統治時代は豊原公園と呼ばれており、かつて貯水池として使われていた王子ヶ池(現在のヴェルフネエ湖)、園内の樹木などに当時の面影が残っている。春は桜の名所としても有名だ。 |
Gagarin Statue |
コムソモリスカヤ通りに面する公園入口(みやげ物店「ゲルメス」の斜め向かい)には、名称の由来となった宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンの銅像が建つ。思わず真似てみたくなるポーズで、記念撮影にも好適だ。 |
Lake Verkhnee (Former Ojigaike Pond) & Beer Garden |
ガガーリン公園の北側にはヴェルフネエ湖という大きな池が広がっている。市民や観光客が多く訪れる憩いの場で、日本統治時代には「王子ヶ池」と呼ばれていた。夏場にはロシアンポップを大音量で流し続ける屋外ビアガーデンが園内2〜3箇所ほど営業しており、ビールやワインを飲んだり(もちろんジュースもある)、シャシリクやニンニクなどの焼き物料理を味わったり、音楽に合わせて地元の人たちとダンスを踊ることこともできる。ここでは基本的にロシア語しか通じないが、夜も警察官が見回っているので雰囲気は比較的健全で、グループで訪れれば会話も弾むことだろう。ビアガーデンは天候に関わらず、深夜12時頃(週末は午前2時ごろ)まで営業している。夜にはちょっとした花火大会が開かれるようだ。(平日の深夜12時に花火が打ちあがることも) |
Memorial Monument of Ojigaike Pond (built in 1936) |
ヴェルフネエ湖の山側に位置する橋を渡ると、木陰に「王子ヶ池」と日本語で書かれた石標が建っている。石標の裏側には王子ヶ池の由来についての記載が書かれており、それによれば池の面積は約2万坪、王子製紙の寄付によって1936年(昭和11年)8月に完成を見たという。 |
Children's Railway |
池のほとりにはロシア国鉄が運営する「子供鉄道」(大人90ルーブル)が設けられており、ヴェルフネエ湖畔の駅から池の周囲を約13分かけて時計回りに一周する。ロシア国鉄のカラーリングをまとったディーゼル機関車が3両編成の客車(自重15t)を牽引するという本格的なもので、夏休みには青少年が車掌業務などの運行に携わる(運転士は大人の男女が交代で担当)。 |
Hours
10:00 - 17:00 May to Oct / Closed Mon & Tue
5月1日から10月31日まで運行 (月曜・火曜は運休)、運行時間は昼休みを除く10時から17時までの30分おき |
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Address
Komsomolskaya Prospekt 131 near Gagarin Hotel & Hotel Mega Palace
コムソモリスカヤ通り131 (ガガーリンホテルおよびホテルメガパレス前) |
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Get in
30 minutes on foot from Yuzhno-Sakhalinsk Station
ユジノサハリンスク駅から徒歩30分 |
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Hours
24 hours
24時間 |
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Price
Free! (except amusement park and children's railway)
入園無料 (遊具施設と子供鉄道は有料) |
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Website
Gagarin Park (RU) |
Amusement Park |
コムソモリスカヤ通りのガガーリンホテル交差点を直進した先に広がる遊園地には、旧ソ連時代からの観覧車やローラーコースター、ティーカップ、射的、ゴーカート場などの遊具が数多く配置されており、家族連れや若者で賑わいを見せている。入園や見学は無料だが、個別の遊具施設を利用する場合は、各所に配置されている「КАССА」(カッサ、ロシア語で「切符売場」の意味)で利用券を購入する必要がある。大雨や強風の天気が予想される日は、すべての遊具施設が運休となるようだ。遊園地のメインストリート沿いにはホットドッグやシャシリク、ジュース、ビール、飲料水、アイスクリームなどを販売する売店(価格はやや高め)が点在している。 |
Walking trail in the forest |
公園東側には木立のきれいな周回散策路が設けられており、森林浴気分を楽しめる。 |
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