Photo Abpve: Former Okuyukiusu Communication Station (1910 - 1930) |
奥行臼(おくゆきうす)駅逓所は別海町奥行地区に建つ開拓時代の歴史的建築物。1910年(明治43年)に初めて奥行臼に入植した山崎藤次郎氏が開設した駅逓所で、奥行臼地区から別海や別当賀への交通拠点として利用された。1930年(昭和5年)に奥行臼駅逓が廃止された後は山崎旅館として営業。その後、建物は別海町に寄贈され、現在は建物本体が国の史跡に指定されている。北海道開拓時代の建築様式をとどめる館内では奥行臼駅逓の資料や当時の生活用具などを展示しており、5月から10月まで無料で一般公開を行っている。 |
Former JR Okuyukiusu Station
旧奥行臼駅 (1933 - 1989) |
奥行臼駅逓所の約200m南側には1933年(昭和3年)に開業し、1989年(平成元年)4月に廃止された旧JR標津線の奥行臼駅(別海町指定文化財)が保存されている。昭和初期建築の木造駅舎や駅ホーム、鉄道員詰所、石炭小屋などが現存しており、駅構内のレールも廃止当時の姿に復元されていて、北海道開拓時代の鉄道風景を想像することができる。 |
Former Betsukai Village Railway Okuyukiusu Station
旧別海村営軌道奥行臼停留所跡 (1963 - 1971) |
旧JR奥行臼駅の隣接地に現存する鉄道遺産。別海村営軌道は原野開拓や乳製品輸送を目的として1963年(昭和38年)12月に開業したが、急速な時代の変化によって、わずか8年後の1971年(昭和46年)3月に廃止となった。現在は村営軌道風連線のレールバス(気動車)やディーゼル機関車、貨車、停留所のターンテーブルなどを屋外展示。保存状態は非常に良好で、高度経済成長期における別海町近代開拓時代の名残を今に伝えている。 |
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Address
15-12 Okuyuki, Betsukai Town, Hokkaido, Japan
北海道野付郡別海町奥行15-12 |
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Hours
10:00 - 16:30 May to Oct
5月から10月までの10:00〜16:30 |
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Closed
1st & 3rd Mon, Nov - Apr
第1・第3月曜 (11月1日〜4月30日は冬季休館) |
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Price
Free!
入館無料 |
Get in
From Nemuro Station or Attoko Station by bus: Get on Nemuro Kotsu Bus for Nakashibetsu Terminal (中標津ターミナル) or
Nakashibetsu Airport (中標津空港), get off the bus at Okuyuki (奥行), 2 minutes
on foot
根室駅前ターミナルまたは厚床駅から根室交通「中標津ターミナル」行き、または「中標津空港」行きに乗車、「奥行」下車、徒歩2分 |
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