知床五湖は斜里町のウトロ温泉街から約13km北に位置する湖。原生林や開拓跡地に囲まれた大小5つの火山性せき止め湖から成り立つ、知床を代表する景勝地である。また、この地に入植した開拓民によって手が加えられた自然も現存するという特色を併せ持っており、広大な笹の原やフナが泳ぐ湖などに、開拓当時の面影を見て取れることだろう。
地上には1周3kmの探勝路(地上遊歩道)が設けられており、一湖〜二湖をめぐるコースと、全ての湖をめぐるコースがある。駐車場と第一湖畔を結ぶ高架木道(全長800m)は無料で散策できる。 |
地上遊歩道には一湖と二湖をめぐるコース(所要30〜40分)、五湖すべての湖をめぐるコース(所要80〜90分)があり、遠方から知床の地まで来たならば是非とも挑戦してみたい。遊歩道では野生動物の痕跡や大木などを見ることができるが、ヒグマ出没時は閉鎖される場合がある。地上遊歩道は季節によって散策ルールが大きく異なり、
(1) 開園期間から5月9日までと8月1日から10月20日までの期間がレクチャー受講(大人250円、小学生以下100円)による自由散策 (※10分おきに1回50名まで)
(2) 5月10日から7月31日までの期間が有料ガイドツアー(※1人4,000円〜5,000円程度)による散策
(3) 10月21日から閉園期間までは手続き・料金不要で完全な自由散策が可能
という、季節ごとの上記3ルールに区分されている。訪れる時期によって地上遊歩道の散策条件も随分変わってくるので、知床五湖を訪れるときは旅行時期も考慮しておくとよいだろう。 |
Elevated Wooden Path |
高架木道コースは2006年(平成18年)4月28日に新設された無料の木道。全長は約800mで、片道20分程度。途中に3箇所の展望台があり、知床連山やオホーツク海、一湖を見渡せる。高架木道の誕生により、知床五湖の一湖を景色を車イスでも気軽に楽しめるようになったが、それによって周囲の景色が大きく変化してしまったのは致し方ないところか。沿道には電機柵が設置されており、ヒグマの出没で知床五湖への探勝路が閉鎖となった場合でも、高架木道は利用できる。ただし、安全対策上、新木道も閉鎖される場合があるので、留意しておく必要がある。 |
Sea of Okhotsk, view from elevated wooden path |
高架木道の展望台からはオホーツク海を一望できる。かつてはこのあたりにも開拓者が入植した経緯があり、広大な笹の原に当時の面影を残す。 |
First Lake |
一湖は開拓によって人の手が大きく加えられた湖。この付近では、かつて放牧が行われていたという。湖では過去に開拓者が放流したフナや、持ち込まれた蓮が多く見られる。 |
Second Lake |
静かな佇まいの二湖。天気が良ければ背後に知床連山が見える。 |
Leftover of the brown bear |
一湖付近にあったヒグマの食べ残し跡。5月から7月までの期間は、知床に棲むヒグマの行動が活発化する。 |
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Address
Iwaobetsu, Onnebetsumura, Shari Town, Hokkaido, Japan
北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別 |
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Shiretoko Five Lakes Field House
7:30 - 18:00, Late Apr to Late Nov
知床五湖フィールドハウスの開館時間は4月下旬から11月下旬までの7:30〜18:00 (閉館時刻は季節により変動あり) |
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Closed
Dec - Mid Apr
12月上旬〜4月中旬 |
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Price
*Elevated Walkways: Free!
*Nature Trails (Late Apr - 9 May & 1 August - 20 Oct): Adult 250 yen / Child 100 yen (after 21 Oct: Free!)
*Nature Trails Guide Tour (10 May - 31 Jul): 4000 yen to 5000 yen
*高架木道: 入場無料
*地上遊歩道 (4月下旬〜5月9日、8月1日〜10月20日): レクチャー受講料として大人250円、小学生以下100円が必要 ※10月21日以降は無料
※5月10日から7月31日まで、地上遊歩道は有料ガイドツアーによる散策のみ可能 (1人4,000円〜5,000円程度) |
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Website
Shiretoko Five Lakes
知床五湖 |
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Shiretoko Five Lakes Field House on Twitter
知床五湖フィールドハウスの公式ツイッター |
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