入江・高砂貝塚公園は洞爺湖町虻田地区にある縄文時代の史跡。入江・高砂貝塚館を中心に西側が高砂貝塚、東側が入江貝塚となっている。国指定文化財・史跡で、入江貝塚は1942年(昭和17年)に海軍工場の住宅建設の際に発見、高砂貝塚は1950年(昭和25年)に伊達高校郷土研究部が発見した。
西側の高砂貝塚は野原の空間が広がる貝塚史跡で、一見すると貝塚史跡には見えない。案内看板が立つのみで、その姿を想像するのが難しい史跡だ。 |
Irie Shell Mound Park |
東側の入江貝塚は縄文時代前期から後期にかけて形成された貝塚。現在は「入江貝塚公園」として整備されている。 |
Irie Shell Mound Hall |
園内東側にある半地下型の「道具の広場」では貝塚露出を展示しており、通路のガラス越しに貝塚の断層を眺めることができる。これだけ大規模な貝塚露出の展示は北海道内でも珍しい。入江貝塚は貝塚でありながらも貝が少ない点が特徴で、動物や魚の骨を多く見ることができる。「住居の広場」では、縄文時代の竪穴住居を遺構と骨格の2種類で復元。発掘された土器や土偶などは入江・高砂貝塚館に展示されているので、あわせて訪れてみよう。 |
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