Shibetsu Town Historical Museum (Free!) |
標津町ポー川史跡自然公園は標津町中心部の北に広がる総面積610haの広大な史跡自然公園。標津町歴史民俗資料館・開拓の村、国指定史跡「伊茶仁カリカリウス遺跡」、国指定天然記念物「標津湿原」の3区画から成る野外博物館的な史跡自然公園だ。
史跡公園の入口に建つ標津町歴史民俗資料館(入館無料)では伊茶仁カリカリウス遺跡や標津湿原の資料はもちろんのこと、標津町の歴史を伝える標津番屋屏風絵の複製、日本最大級のヒグマのはく製などを展示。有料ゾーンの入園受付もここで行っている。 |
Shibetsu Wetland
国指定天然記念物「標津湿原」 (有料ゾーン) |
標津町歴史民俗資料館の背後に広がる総面積371haの湿原。標津川とポー川の間に位置し、うち212haが国の天然記念物に指定されている。日本では極めて珍しい標高わずか3mの高層湿原で、5月から8月にかけて約80種の高山植物や湿生植物が咲く。ここを訪れる観光客は少なく、開放的な雰囲気が素晴らしい。
標津湿原から先のエリアも有料ゾーンなので、資料館で入場券を購入しよう。広大な湿原の散策は無料レンタサイクルの利用が便利だ。資料館から伊茶仁カリカリウス遺跡入口まで自転車で約10分、徒歩で約20分の距離だ。 |
Forest of Po Riverside |
ポー川に近づくと趣き深い河畔林に入る。 |
Po River |
標津湿原の中をゆったりと流れるポー川。実に静かなたたずまいが印象的な川だ。この川を越えると、程なくして伊茶仁遺跡の入口広場にたどり着く。ここから先は徒歩でのみ散策が可能だ。 |
Ichani Karikariusu Ruins Site
Historic site designated by the national government |
入口広場から坂道を約100m歩いていくと、国指定史跡「伊茶仁カリカリウス遺跡」は標津湿原を流れるポー川の南側に広がる総面積370haの遺跡。標津遺跡群の中で最大規模の遺跡で、縄文時代から擦文時代までの竪穴住居跡群が4,400軒も残り、その数は日本最大。
その規模の大きさや貴重さが高く評価されており、「北海道東部の窪みで残る大規模竪穴住居跡群」として世界遺産の暫定候補に位置づけられているほど。遺跡では竪穴住居跡群のうち、地表に露出した約1,500もの窪んだ竪穴住居跡群を見学できるほか、アイヌのチャシ跡やミズナラの巨木、ヒカリゴケなど、数多くの歴史や自然の遺産を見ることができる。 |
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Address
Ichani, Shibetsu Town, Hokkaido, Japan
北海道標津郡標津町伊茶仁 (いちゃに) |
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Get in
From Kushiro Station / Nakashibetsu Terminal / Shibetsu Terminal by bus: Get on Akan Bus for Rausu (羅臼), get off the bus at Pogawa Shiseki koen mae (ポー川史跡公園前), 1 minute on foot
釧路駅・中標津ターミナル・標津ターミナルから阿寒バス「羅臼」行きに乗車、「ポー川史跡公園前」下車、徒歩1分 |
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Hours
9:00 - 17:00 Late Apr to Late Nov
4月末から11月下旬までの9:00〜17:00 (入館は16:30まで) |
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Closed
None Scheduled, Closed in Winter
開館期間中は無休 (冬季休館) |
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Price (except historical museum)
Adult 310 yen / University & HS 100 yen / Under JS free
*There are free rental bicycles (Explore Shibetsu Wetland)
大人310円、大学生・高校生100円、中学生以下は無料 ※歴史民俗博物館は入館無料 |
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Website
Pogawa Ruins Park
ポー川史跡自然公園 |
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Pogawa Ruins Park Blog
ポー川史跡自然公園ブログ |
Kaitaku-no-mura |
民族資料館に隣接する「開拓の村」(有料ゾーン)には、かつての学校や農家、国後島と通信を行ったレンガ造りの海底電信基地、鮭漁師の番屋、アイヌ民族の萱野茂氏が設計・建築した竪穴住居2棟を公開している。 |
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