| えりも岬(襟裳岬とも書く)は北海道えりも町の南端に位置し、北海道中央部を貫く日高山脈が太平洋に突き出た豪壮な岬で、日高地方を代表する観光地のひとつとなっている。地理的には北海道中央部の南端に位置し、襟裳岬灯台が立つ高さ約60mの平坦な台地が、太平洋に向かって急激な断崖となって落ち込む景観は荒々しく迫力満点だ。岬の突端から4km沖合いまで連なる岩礁群には常に白い波しぶきを上げ、日高山脈が太平洋の海中にまで続いている姿を実感できる。 |
| Awesome cliff, 60m height |
風の岬としても有名で、風速10m以上の風が吹く日が1年平均で290日以上もあり、秋から春にかけては歩行が困難となる風速20mを越える強風の日も多い。また、沖合いで暖流と寒流がぶつかり合うことから、夏場は濃霧も多く発生する。沖合いの水平線がすっきりと見渡せる日は少なく、水平線が綺麗に見渡せれば幸運だといえよう。
岬にはいくつかの眺望スポットが点在しているが、襟裳岬灯台付近の展望台から眺める風景が最も豪壮で迫力がある。急激に海へと落ち込む断崖、沖合いまで連なる岩礁群、そして北海道中央部の南端を実感できる広尾方面の海岸線・・・。 |
| Southernmost of Central Hokkaido |
| 岬の景観も素晴らしいが、北海道中央南端部の地形をはっきりと実感できる日高山脈と海岸線の風景にも感動を覚えることだろう。 |
| Monument of Cape Erimo |
| えりも岬を北向きにした北海道地図のモニュメント。 |
| Fisher's working area (private property) |
| えりも岬先端部(上の写真)の砂利敷き空間は地元漁師の昆布干し場となっているので、立ち入らないようにしよう。(立ち入りを規制する看板類が立っていないため) |
|
|
Address
Erimomisaki, Erimo Town, Hokkaido, Japan
北海道幌泉郡えりも町えりも岬 |
|
Hours
24 hours, all year round
24時間 (通年) |
|
Price
Free!
入園無料 |
Get in
From Samani Station by bus: Get on JR Bus for Cape Erimo (えりも岬) or Hiroo (広尾), get off the bus at Cape Erimo (えりも岬), 1 minute on foot
様似駅前からジェイ・アール北海道バス「えりも岬」・「広尾」行きに乗車、「えりも岬」下車、徒歩1分
*If you buy a bus ticket from Samani Station to Hiroo, you can stopover
at Cape Erimo bus stop. Please buy this ticket at Samani Station Ticket
Window (8:00 - 16:30)
※様似駅窓口で発売する様似駅発広尾行きのバス乗車券は「えりも岬」バス停留所で途中下車が可能。かつては「えりもシーライン」と呼ばれた名門観光ルートで、えりも岬からは広尾・帯広方面に足を伸ばすこともできる。1981年に石勝線が開通するまでは札幌と帯広を結ぶ主要な観光ルートを形成しており、かつては大勢の観光客で賑わった。 |
Cape Erimo Sansaku Ticket
Round-trip bus ticket between Samani Station and Cape Erimo
Adult 1,800 yen (2-day available, sold at Samani Station Ticket Office, 8:00 - 16:30)
えりも岬散策切符 (往復割引乗車券)
様似駅窓口(8：00〜16：30)で発売。大人1,800円。2日間有効。復路での途中下車(再乗車は不可)も可能だ。 |
| Erimo Wind Museum (left) & Erimo Lighthouse (right) |
ジェイ・アール北海道バスが発着する襟裳岬バス停付近にはレストハウスや売店、レストランが立っており、バスの待ち時間などに立ち寄ることができる。展望台と風の館をざっと見るだけでも1時間近くかかるので、様似駅方面へ折り返す場合はバスに乗り遅れないようにしよう。
また、えりも岬から東側へ少し下った場所にはえりも町岬市街があり、えりもの新鮮な海の幸を味わえる旅館や民宿が点在している。 |
|