小幌海岸と岩屋観音は豊浦町および長万部町の境界付近にある内浦湾沿いの景勝地。近年は小幌駅を含めて国内外から多くの観光客がこの地を訪れている。現在は豊浦町を代表する立派な観光地といっても良いだろう。
現在、噴火湾の北岸にある遺跡間を情報でつなぐエコミュージアム構想が進められており、小幌海岸も情報面では相当に開けてきている。しかしながら、岩屋観音周辺は非常に険しい地形となっており、今もって訪問は容易ではない。また、小幌は完全に無人の地であり、列車や漁船以外では容易にたどり着くことができない。それだけに、ここは秘境的な雰囲気が感じられる。特に夕方以降は
人の気配が全く無く、至高の孤独感を味わえる。
訪問時期は雪が完全に溶け、日の入りの時刻が遅く、草木もまだ成長していない4月末〜5月中旬がおすすめ。 夏場は草木が生い茂るので虫除け対策は必須だ。 |
Way to Iwaka Kannon, in front of Koboro Station |
岩屋観音への道は豊浦町が管理しており、案内看板に沿って分岐点を左手へ進む。 |
Uchiura Bay |
木々の合間から噴火湾と長万部方面の海岸線を見渡せる。 |
Way to Iwaya Kannon, pretty hard! |
急傾斜の箇所にはロープが張られている。 |
Mini Coast near Iwaya Kannon |
小幌駅から岩屋観音へと続く険しい散策路を15分から20分ほど歩くと、周囲を山々と奇岩に囲まれた小さな入江の海岸に出る。 |
Iwaya Kannon
岩屋観音 |
1666年、円空がこの洞窟で仏像を彫って安置したと伝えられている。海岸の奥まった場所にあり、周囲と内部は非常に独特な雰囲気を醸し出している。内部は意外と広く奥行きがあり、波の音が洞窟内にこだます。例大祭は毎年9月16日と9月17日に行われる。 |
|
|
Address
Rebunge near Koboro Station, Toyoura Town, Hokkaido, Japan
北海道虻田郡豊浦町礼文華 (小幌地区) |
|
Hours
Sunrise to Sunset, closed in winter
日の出から日没まで (冬季通行不可) |
|
Iwaya Kannon Festival
16 Sep & 17 Sep, every year
岩屋観音例大祭は毎年9月16日と9月17日に行われる |
Get in
20 minutes on foot from Koboro Station
小幌駅から徒歩20分 |
小幌海岸は地形が極めて険しいせいか、熊の出没はまず無さそうである。エゾシカなどの大型動物も見当たらないので、安心して訪問してほしい。小幌駅から岩屋観音堂まで片道約15分〜20分。往復の所要時間は少なくとも45分以上をみておこう。 |
|