札幌市資料館は札幌市中央区大通公園の西側終端部に建つ歴史資料館。1926年(大正15年)に札幌控訴院として建てられ、1997年(平成9年)に国登録有形文化財に指定された歴史的建築物を活用しており、札幌特産の軟石がふんだんに使われている。全国に設けられた控訴院(現在の高等裁判所)のうち、現存する控訴院時代の建物は札幌と名古屋の2箇所だけで、ヨーロッパ的な雰囲気の外観が印象的だ。
1階には大通公園をメインとした札幌の街づくりの歴史、札幌出身の漫画家・おおば比呂司氏の展示室、法と司法・刑事法廷の展示室があり、2階には新渡戸稲造が開設した遠友夜学校資料室、自販機付きの休憩室、市民向けのギャラりーが設けられている。 |
View from 2nd floor |
資料館2階の窓越しから眺める大通公園。ヨーロッパの庭園を髣髴とさせるような風景で味わいがある。 |
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