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City Streets in Yuzhno-Sakhalinsk |
ユジノサハリンスクの街路 |
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ユジノサハリンスクの市街地は札幌を模した街路が碁盤の目状に整備されており、中心街は1日あれば徒歩で十分に散策できる。時間的な余裕があれば、是非とも独特の異国情緒が漂う街歩きを楽しんでみよう。現地の日常生活や文化風習、キリル文字の世界にたっぷりと浸ることができる。明るい時間帯の表通りは治安が良好で、交通マナーも良く、安心して街なかの散策を楽しめることだろう。お洒落なカフェが点在するレーニン通り、市内有数の道幅を持つポビェディ通りは散策ルートに是非とも組み込んでみたい。市街地には至るところに防犯カメラが配置されており、警察官や軍人、警備員の姿も多く見かけるので、個人での写真撮影には日本以上の慎重さが求められる。軍事施設やユジノサハリンスク駅構内など、写真撮影が禁じられていたり、許可を必要とする箇所が多いので留意しておこう。 |
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Yuzhno-Sakhalinsk Map |
ユジノサハリンスクの地図 |
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Seven City Streets |
7つの街路を歩こう |
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01 Lenina Street / ул. Ленина |
レーニン通り(「レニナ通り」とも表記する)はユジノサハリンスク市街の西側を南北に貫くメインストリート。銀行や企業のオフィスビル、ホテル、お洒落なカフェやレストラン、スーパーマーケット「ピエールヴィ」(7時〜24時)、サハリンショッピングセンター、洋服店、薬局、本屋などが軒を連ねており、スーツを着たビジネスパーソンもよく見かける。
駅前には市役所や中央郵便局などの公的機関、レーニン像から南へ徒歩3分のVTBビルには在ユジノサハリンスク日本国総領事館・北海道サハリン事務所・モスクワ銀行(VTB24)が入居。その向かいにはホテル「サハリンサッポロ」が建つ。サハリン州立美術館や州立図書館はレーニン像の北側にある。市内散策でちょっと歩き疲れたら、「ヴェランダ」や「カフェNo.1」などで一休みしたい。サハリン州立美術館の入口広場にはロシアの文豪「アントン・チェーホフ像」が建つ。ここには緑地帯や路線バスの停留所があり、市民や買い物客、通学生で終日賑わいを見せている。 |
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02 Mira Street / пр. Мира |
ミーラ通り(平和大通り)はユジノサハリンスク市街の中央を南北に貫く主要幹線。コルサコフとユジノサハリンスクを結ぶ国道448号線に指定されており、自動車や歩行者の往来が多い。ユジノサハリンスク駅へとつながるコミュニスチチェスキー通り交差点にはサハリン州政府分庁舎がある。分庁舎の向かいにはチェーホフ劇場と「チェーホフ記念文学館」があり、綺麗な歩行者空間や噴水がよく整備されていて、市民の憩いの場となっている。歩行者空間の南側にはショッピングセンター「ドーム・タルゴーヴリィ」と三角屋根の自由市場、市内有数の巨大ホテル「パシフィック・プラザ」が建つ(ホテル正面右手にロシア最大手の航空会社「アエロフロート」のチケットオフィスを併設)。
中心街の南端部ではカラフルかつ近代的な商業施設が続々とオープンしているようで、その賑わいぶりには目を見張るほど。好調な経済発展を遂げているサハリンの今を実感できることだろう。また、郊外南部にはロシア極東最大級のショッピングセンター「シティモール」が建っており、ユジノサハリンスク駅前発着の無料シャトルバスで気軽に足を延ばすことができる。 |
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03 Communisticheskiy Street / пр. Коммунистический |
コミュニスチチェスキー大通り(「コミュニスト大通り」あるいは「カムニスチーチェスキー大通り」とも表記する)はユジノサハリンスク駅から栄光広場(旧樺太神社跡)までの東西を貫く駅前大通り。市内散策の起点となる重要な街路で、沿道にはサハリン州立郷土博物館(旧樺太庁博物館)やチェーホフ劇場・チェーホフ記念文学館、サハリン州政府分庁舎、サハリン州政府庁舎、旧豊原町役場(現在は旅行会社)、銀行、映画館、ロシア正教会などの建物が連なっている。整然とした街路樹とタイル張りの歩道は北海道の地方都市にも似た雰囲気だ。この街路は南側のチェーホフ劇場側を歩いたほうが安全だと思われる。 |
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04 Pobedy Street / пр. Победы |
ポビェディ通り(「勝利大通り」・「パペーダ通り」・「パビエードゥイ通り」とも表記する)はユジノサハリンスク市街の南側を東西に貫く大通り。市内有数の道幅を持つ街路で、レーニン通り交差点から勝利広場までの坂道に大きな街路樹とサンクトペテルブルクスタイルの街灯が整然と建ち並ぶ。沿道には第2学校などの教育機関が点在していることから、平和的で明るく、学園通り的な雰囲気が漂っており、安心して街歩きができる。下校時間帯には制服を着こなしたこどもたちや、頬にキスをして別れの挨拶をする女子生徒たちの姿などを見かけることだろう。勝利広場の先には山の空気展望台のゴンドラ乗り場がある(2014年現在、広場は工事中につき、迂回が必要)。 |
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05 Comsomolskaya Street / ул. Комсомольская |
コムソモリスカヤ通りはユジノサハリンスク市街の東側を南北に貫く幹線道路で、5階建てのアパートが建ち並び、沿道北側にはガガーリン公園(旧豊原公園)、ガガーリン像、ロシア正教会がある。どちらも金曜日には結婚式を挙げるカップルが多く訪れており、平和的な賑わいを見せている。日本人観光客に人気が高い「ガガーリンホテル」、市内唯一のみやげ物専門店「ゲルメス」もガガーリン公園の入口にある。また、ポビェディ通りとチホオケアンヤスカ通りの中間部西側にはロシア軍の駐屯地が広がっている。 |
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06 Gorkogo Street / ул. им. А. М. Горького |
ゴーリカヴァ通り(「ゴーリコヴォ通り」とも表記する)はユジノサハリンスク市街の東端を南北に走る幹線道路。勝利広場から栄光広場(旧樺太神社跡)までの区間が最もよく整備されており、5階建てのアパートに沿って、サンクトペテルブルクスタイルの星をかたどった街灯、タイル張りの歩道(点字ブロック付き)が約1kmに渡って続く。夜の風景も綺麗。 |
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07 Sakhalinskaya Street / ул. Сахалинская |
サハリンスカヤ通り(「サハリン通り」あるいは「サハリーンスカヤ通り」とも表記する)はユジノサハリンスク市街の北側を東西に貫く大通り。日本統治時代は真岡通りと呼ばれた通りで、レーニン通り交差点付近には自由市場および映画館「コムソモーレツ」、ガガーリン公園側には写真上のスーパーマーケット「スタリーチヌイ」(9時〜23時)があり、ガガーリンホテルやツーリストホテル滞在時の買物に便利。市内を循環する路線バス(7系統)のバス停留所もスタリーチヌイのすぐそばにある。 |
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