Gagarin Park in Yuzhno-Sakhalinsk - ガガーリン公園 - ユジノサハリンスク

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Gagarin Park
ガガーリン公園

ガガーリン公園

Парк Гагарина

ガガーリン公園はユジノサハリンスク中心部の東側に広がる市内唯一の大規模都市公園。人類最初の宇宙飛行士であるユーリイ・ガガーリンにちなんで名づけられたもので、市民や観光客が多く訪れる憩いと娯楽の場として賑わいを見せている人気スポットだ。日本統治時代は豊原公園と呼ばれており、かつて貯水池として使われていた王子ヶ池(現在のヴェルフネエ湖)、園内の樹木などに当時の面影が残っている。春は桜の名所としても有名だ。

ガガーリン公園西側入口


Statue of Gagarin		Gagarin Hotel
コムソモリスカヤ通りに面する公園入口(みやげ物店「ゲルメス」の斜め向かい)には、名称の由来となった宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンの銅像が建つ。思わず真似てみたくなるポーズで、記念撮影にも好適だ。		ガガーリン公園のメインストリート入口に建つ「ガガーリンホテル」。公園まで徒歩1分の好立地にあり、遊園地やビアガーデンなどへ気軽に足を伸ばせる。公園側の客室から眺める山並みも中々素晴らしい。

遊園地・売店・屋外ビアガーデン

コムソモリスカヤ通りのガガーリンホテル交差点を直進した先に広がる遊園地には、旧ソ連時代からの観覧車やローラーコースター、ティーカップ、射的、ゴーカート場などの遊具が数多く配置されており、家族連れや若者で賑わいを見せている。入園や見学は無料だが、個別の遊具施設を利用する場合は、各所に配置されている「КАССА」(カーサ、ロシア語で「切符売場」の意味)で利用券を購入する必要がある。大雨や強風の天気が予想される日は、すべての遊具施設が運休となるようだ。
遊園地のメインストリート沿いにはホットドッグやシャシリク、ジュース、ビール、飲料水、アイスクリームなどを販売する売店(価格はやや高め)が点在している。
また、夏場にはロシアンポップを大音量で流し続ける屋外ビアガーデンが2～3箇所ほど営業しており、ビールやワインを飲んだり(もちろんジュースもある)、シャシリクやニンニクなどの焼き物料理を味わったり、音楽に合わせて地元の若者とダンスを踊ることこともできる。ここでは基本的にロシア語しか通じないが、深夜でも雰囲気は比較的健全で、グループで訪れれば会話も弾むことだろう。ビアガーデンは天候に関わらず、深夜12時頃(週末は午前2時ごろ)まで営業している。


Main Street		Amusement Park
遊園地や売店、ビアガーデンが点在するガガーリン公園のメインストリート。		遊園地の観覧車。レトロな遊具施設が大切に使われ続けている。

ヴェルフネエ湖(旧王子ヶ池)・子供鉄道

ガガーリン公園の北側にはヴェルフネエ湖という大きな池が広がっている。市民や観光客が多く訪れる憩いの場で、日本統治時代には「王子ヶ池」と呼ばれており、池の山側に位置する橋を渡った先の木陰に「王子ヶ池」と日本語で書かれた石標が現存している。石標の裏側には王子ヶ池の由来についての記載が書かれており、それによれば池の面積は約2万坪、王子製紙の寄付によって1936年(昭和11年)8月に完成を見たという。
池のほとりにはロシア国鉄が運営する「子供鉄道」(有料)が設けられており、ヴェルフネエ湖畔の駅から池の周囲を約13分かけて時計回りに一周する。ロシア国鉄のカラーリングをまとったディーゼル機関車が3両編成の客車(自重15t)を牽引するという本格的なもので、休日などには青少年が車掌業務などの運行に携わる(運転士は大人の男女が交代で担当)。また、湖畔にはビアガーデンや売店があり、週末の夜にはちょっとした花火大会が開かれるようだ。(平日の深夜12時に花火が打ちあがることも)


Children's Railway		Lake Verkhnee (Former Ojigaike Pond)
木漏れ日の中をゆっくりと走る子供鉄道。		子供鉄道とヴェルフネエ湖。


Memorial Monument of Ojigaike Pond		Rogatga River
ヴェルフネエ湖の北側にひっそりと立つ王子ヶ池の石標。状態は非常に良好だ。		園内をゆったりと流れるロガトガ川。ユジノサハリンスク中心街で唯一の河川である。