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2. 出国審査 |
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出国審査場には手荷物を持って入り、X線検査のベルトコンベヤに自分の手荷物を載せる(自分の手で荷物をベルトコンベヤに載せると、係官がX線検査の装置を作動させる仕組み)。金属探知機のゲートをくぐって手荷物を受け取ったら、出国審査カウンターへ進む。
審査の順番が来たら、パスポート(旅券)、ロシア入国時に受け取った出入国カードの半券、出国・入国用の税関申告書(※特別な場合以外は申告不要、一般的な観光客は提出しなくて良い)を、ガラスで覆われた窓口の隙間から出国審査官に渡す。ホテルの滞在登録証やビザは審査官からの要請が無い限り、提出しなくて良い。
パスポートは出国スタンプが押され、出国人数を確認するためのカード(深緑色をした名刺サイズの厚紙)をはさんで返却される。このカードは出国審査場からフェリー乗船口まで運行するシャトルバスを降りるとき、国境警備隊員に渡す必要があるので、乗船口までしっかり持つようにしよう。 |
※美術品(古書・イコン・絵画など)や骨董品を持ち出す場合はロシア文化・マスメディア省の許可と関税支払いの証明書が必要。出国審査時に領収書(レシート)を提示できるようにしておくこと。 |
3. 乗船と手荷物の取り扱い |
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出国審査を終えると、待合室の外で待機しているシャトルバス(1台)に乗車して、稚内行きのフェリーが着岸している乗船口桟橋まで移動する。貴重品を除く大きな手荷物は、パスポートや船内で使用するものを手元に残した上で、バスの横に停車している専用トラック(正面に日本とロシアの国旗がデザインされている)に預けることができる。コルサコフ港で預けた荷物は稚内港国際旅客ターミナルまで運ばれるので、入国審査後、税関手続きの前に必ず受け取ること。自分の荷物の所在が分かるよう、何かしらのタグや目印をつけておくと良い。 |
前述のシャトルバスを降りるときは、出国審査カウンターで受け取った深緑色のカードを国境警備隊員に渡してから船内に入り、売店前の客室入口で係員に乗船券を見せること。フェリー係員が客室の方向を案内してくれる。 |
4. 乗船と携帯品・別送品申告書への記入 |
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船内では日本入国の際に、税関での提出が必要となる「携帯品・別送品申告書」の記入を行おう。申告する品物が無い場合でも、申告書の「A面」の必要事項にボールペンで必ず記入すること。申告書は船内売店のカウンターに用意してある。 |
※日本国籍者以外は、外国人用の「日本出入国カード」への記入、および入国審査官への提出が別途必要となる。(日本国籍者は不要) |
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昼食時には日本製の昼食セット(食パン2個とジャム・ソーセージ・肉製品・かまぼこ・チーズ・紙パックのジュース)が無料で用意される。かまぼこと肉製品は硬くラッピングされているので、開けにくい時は船内売店でハサミを借りよう。なお、昼食セットの肉製品やソーセージ、チーズは日本への持込が禁止されているので、食べきれない場合は船内売店の横に設けられている専用ゴミ袋に入れること。 |
出航から約3時間後には日ロ中間ラインを通過し、船内売店で国境通過証明書が無料で配布されるので、記念にもらっておきたい。日本時間はサハリン時間よりも2時間遅く進んでいるので、このあたりで時計の針を2時間戻しておこう。 |
5. 下船 (稚内港国際フェリーターミナル) |
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稚内港に到着すると、船内放送にて下船の案内があり、タラップを渡ってターミナルに入る。稚内から東京羽田行きの飛行機を利用する場合は接続時間が短いので、船員にその旨を告げよう(入国審査を最初のほうに受けられるよう、下船時の順番で便宜を図ってくれる)。 |
6. 入国審査 |
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稚内港で入国審査の順番が来たら、日本国籍者は入国審査官にパスポートを渡す。スタンプを押したパスポートが返却されたら、コルサコフ港で預けた手荷物を受け取り、税関カウンターにて再度パスポート、および「携帯品・別送品申告書」を提示する。
課税対象物や記入漏れが特に無い場合、税関係官から「ロシアはどうでしたか?」、あるいは「海外旅行は初めてでしたか?」などと、笑顔で軽く語りかけてくれるかもしれない。ここで全ての入国審査が終了し、正式に日本入国となる。 |
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※外国籍者は入国審査場でパスポート・日本出入国カード・ビザ(査証)の提出、本人の顔写真撮影、左右人差し指の指紋照合が必要となる。(査証の提出は国籍等の条件により異なる) |
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Cape Crillon |
サハリン最南端のクリリオン岬 |
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Free lunch box |
昼食セット |
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Wakkanai Port International Ferry Terminal |
稚内港に到着 |
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