Sakhalin Tourism and Travel Information
サハリン旅行案内
Sakhalin Guide
サハリン旅行案内
Introduction
旅行事情
Safe Travel
滞在時の留意事項
治安
一般的にロシア・サハリンにおける治安や安全面は最も気になる疑問のひとつであるが、観光客にとってユジノサハリンスクの治安は想像以上に良好だ。最初のうちは様々な場面で多少の緊張感を覚えることがあるかもしれないが、明るい時間帯の表通りや公園、広場、商業施設の治安は極めて安全なので、過度に緊張する必要は無い。当然ながら、地元のこどもたちが歩いたり、遊んだりする通りや広場も安全である。
また、公的機関や商業施設などには至る所に物凄い数の防犯カメラが配置されており、このような施設には必ずといってよいほど警備員が配置されている。また、警察官や軍人が常に街なかを見回っているので、その点でも安心感を持てることだろう。ユジノサハリンスクは好調な経済発展によって失業率は1パーセント台にとどまっており、特にここ近年は治安が大幅に良くなっているといわれている。
もちろん、最低限の注意は必要で、ひと気が無い場所や、日が完全に暮れてからの一人歩きはあまり推奨できない。深夜にパトカーのサイレンが鳴り響くような場面は少なく、夜の街歩きがとりわけ危険というわけでもないが、携帯電話や防犯ブザーの携行、路線バスやタクシーの利用が勧められる。

写真撮影
サハリンを観光して最も気を使う事柄のひとつが、おそらく写真撮影に関する留意事項である。日本や欧米諸国などと異なり、ロシア・サハリンには写真撮影が禁じられていたり、許可を必要とする箇所が多い。また、市街地には至るところに防犯カメラが配置されており、警察官や軍人、警備員の姿も多く見かけるので、特に個人での写真撮影には日本以上の慎重さが求められる。撮影禁止箇所でなくとも、場所によっては写真撮影のさいに周囲の視線からなるべく目立たないようにするなど、その場の雰囲気をよく察することも非常に重要だ。
また、ロシア語で「写真を撮ってもよろしいですか?」を意味する「モージナ スファタグラフィーラヴァチ?」(Можно сфотографировать?)というフレーズは様々な場面で役に立つので、是非とも覚えておきたい。
■写真撮影が禁止されている箇所
*軍事施設および現役で使用されている兵器
*軍事目的物、施設および燃料貯蔵所
*空港内、港湾施設、税関検査施設、鉄道分岐点、トンネル、鉄橋、陸橋
*工業施設、科学研究機関、放送塔、放送局、電話電信局
*工業都市の遠景など
■写真撮影に許可を必要とする主な箇所
*農場、機械・トラクタ・サービスステーション
*主要駅の待合室および構内
*官庁・教育機関など

パスポートの携帯
ロシアでは外国人がパスポート(旅券)を常時携帯するように法律で定められている。ホテルに宿泊する場合は、チェックイン時にフロントで預けたパスポートを、外出時に返却してもらうことを忘れないようにしたい。
※ホテルに宿泊する場合、滞在登録書の半券が外国人に返却されるまで一晩程度の時間を要するが、半券が返却されるまでの間に外出する場合(散歩・食事・買物など)は、先にパスポートを返却してもらえる。ホテルの宿泊当日は買物や食事などを事前に済ませてから、ホテルにチェックインするといったことも考えておくとよい。

滞在登録
ホテル滞在時
外国人がホテルに宿泊する場合は、チェックイン時にパスポートと出入国カードをフロント預けることによって、ホテル側が滞在登録の手続きを行い、パスポートと滞在登録書の半券が返却される。滞在登録書の半券が返却されるまでには一晩程度の時間を要するが、それまでの間に外出する場合は、先にパスポートを返却してもらうことを忘れないようにしたい。チェックアウト時に滞在登録書の半券をホテル側に返却する必要は無く、出国審査時においても係官からの要請が無い限り、滞在登録書の半券を提示する必要は無い。ただし、出国時までは滞在登録書の半券をしっかりと所持しておきたい。
個人宅滞在時
外国人が賃貸アパートなどの個人宅に宿泊する場合、同じ場所で6労働日以内の滞在であれば、滞在登録書を郵便局に提出しなくてよいことになっている。
※労働日に土曜・日曜・祝日はカウントされない。
※観光などで7労働日以上同じ場所に滞在する時は、7労働日以内に宿泊先の家主が、受け入れ外国人のパスポートおよび出入国カードなどを郵便局へ持参の上、滞在登録の手続きを行わなければならない。

訪問可能都市
ロシア・サハリン旅行における特殊事情のひとつとして、観光を目的とした短期旅行の場合、基本的には査証申請書(※査証免除制度利用の場合は日程表)に記入された都市以外を訪れることはできない。ただし、現地到着後にサハリン旅行を取り扱う旅行会社(ビートモなど)を通じて手続きを行うと、他都市への訪問が可能となる。
※訪問可能都市=当該都市の行政地区(サハリン島の場合はユジノサハリンスク、コルサコフ、ホルムスク、ネヴェリスク、トマリ、アニヴァ、ドリンスク、マカロフ、ポロナイスク、ウグレゴルスク、アレクサンドロフスク・サハリンスキー、ティモフスコエ、ノグリキ、オハの14箇所)と解釈される模様。
ユジノサハリンスク市を訪問可能都市として記入した場合、当市の行政地区であるユジノサハリンスク空港(正式名はホムトヴォ空港)、鉄道近郊区間のノボデレベンスカヤ駅なども訪れることができる。
参考: サハリン島におけるユジノサハリンスク以外の行政地区 (全13箇所)
※宿泊を伴わない交通機関の乗り継ぎがある都市(コルサコフやホルムスクなど)を経由する場合は、査証申請書にその全てを記入したほうが安全とのこと。

交通安全
ロシアと言えば自動車優先社会というイメージを持つ人がいるかもしれない。しかし、ユジノサハリンスクでは歩行者優先が徹底しており、信号機のない横断歩道に立っていると、程なくして自動車が一時停止してくれる(路線バスは100パーセント一時停止してくれる)。道路の交通量は多いが、自動車優先社会のイメージはほとんど感じられないであろう。
自動車は右側通行なので、道路を横断するときは左側を見てから、右側を見るように意識しておきたい。市内を走る自動車の8割以上は日本車なので、日本人が無意識に右から走ってくる自動車を見ていると、次に左を振り向いたとき、自動車が目の前に迫っていたりして驚くことがある。道路を渡るときは「左見てから右を見て」の意識を徹底しよう。

健康管理
渡航のさいは風邪薬・頭痛薬・絆創膏・胃腸薬・虫刺され薬などの家庭常備薬、日頃服用している薬を持参していくとよい。また、夏場は虫や蚊が特に多いので、虫除けスプレーを持参していくと便利。ユジノサハリンスク駅前などには薬局があるが、会話は基本的にロシア語しか通じないので、留意しておく必要がある。

飲酒場所の規制
ロシアでは2013年6月1日から法律で「屋外および公共施設での飲酒」が規制されており、アルコールを提供する飲食店やビアガーデンなどを除き、公共交通機関や公共施設などで「アルコール度数12パーセント未満」の酒類を飲酒すること、あらゆる屋外(公園や公道など)や公共施設で「アルコール度数12パーセント以上」の酒類を飲酒することが法律で禁止されている。
※なお、ロシアでは18歳未満の飲酒が法律で禁じられている。

飲料水
サハリンの水道水は飲用に適していないので、日本からミネラルウォーターを持参したり、現地のスーパーマーケットで購入すると良いだろう。スーパーマーケットでは炭酸ガス入り・無しのミネラルウォーターを豊富に取り揃えている。また、中高級クラスのホテルには各フロアにミネラルウォーターのタンクが備え付けられていることが多い。

トイレ
ホテルや飲食店、シティモール、公共施設(博物館や美術館など)、列車のトイレは無料で利用できるが、ユジノサハリンスク駅や中心街に設けられている公共トイレは有料である点に留意しておきたい(1回15ルーブル程度)。移動時間が長い場合などは、水分を控えるなどの対応が必要となる。

在ユジノサハリンスク日本国総領事館
■住所: レーニン通り234(5階) ※ホテルサハリンサッポロの向かい側
■電話番号: +7(4242)72-55-30 (※7はロシアの国番号、4242は市外局番)
■緊急電話番号: 41-40-56 (ユジノサハリンスク市外からは、+7-962-581-40-56)
■業務窓口時間は平日の9:15〜12:30、13:30〜17:45


General Information
サハリンの概要
Safe Travel
滞在時の留意事項
Money
通貨
220 V
電圧と電気製品の使用
Communication
通信手段
Transportation
交通機関


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