静狩駅は長万部町東部の静狩地区にある無人駅。国鉄時代は朝夕に静狩駅始発・終着の普通列車が設定されており、利用客も多かったようだ。かつては長万部−静狩間に旭浜駅が存在していたが、利用客が皆無だったため、2006年(平成18年)3月18日に廃止された。
地名はアイヌ語の「シッ・ヅカリ」(山の手前)が転訛したもので、当地が旧礼文華山道の手前に位置するという意味を持つ。静狩駅を発車した下り列車は、内浦湾に沿った室蘭本線の長大なトンネル群を通過して、長万部町から豊浦町へと入る。 |
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Shizukari, Oshamanbe Town
山越郡長万部町静狩 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Shizukari Station
静狩駅に停車中の長万部行き普通列車。駅構内は3番線まであり、列車の退避や折り返しも可能。 |
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Waiting room
駅待合室は綺麗に維持管理されており、国鉄時代の雰囲気を今も残す。出入り口の扉は木製だ。 |
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静狩地区は昭和初期に静狩金山の採掘で急激に発展した町で、鉱山の発展によって大規模な市街地が形成されていった。当時、夜行列車の車窓からは静狩市街の華やかな夜景が見られたという。長万部村の人口も1942年(昭和17年)には1万5千人を越えたが、翌年に休山を余儀なくされ、鉱山に勤めていた鉱夫や職員は全国各地の鉱山に転出していった。
現在の静狩地区はホタテの養殖を中心とした漁業が基幹産業の地域。特産のホタテは主にヨーロッパへ輸出されている。 |
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In front of Shizukari Station
静狩駅前。漁港は駅を出て左手の道路終端にある。 |
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Shizukari Fish Port
長万部漁協静狩漁港。EUホタテ荷捌所を併設。 |
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Shizukari Wetland
静狩湿原。散策時は長靴が必要。 |
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