長万部(おしゃまんべ)駅は函館本線と室蘭本線が合流する交通の要所。函館・小樽・東室蘭方面からの普通・快速列車は当駅で運転系統が分かれているため、夏場や週末には青春18きっぷや一日散歩きっぷなどを持った旅行者で大いに賑わう。乗り継ぎ客による長万部町への経済効果は相当のもので、「鉄道の町」として発展してきた歴史を今もしっかりと受け継いでいる。
札幌と函館・本州方面を結ぶ特急・急行・寝台・貨物列車は室蘭本線・千歳線経由で運転されており、函館本線の長万部−札幌間は普通・快速列車のみが走る。将来的には北海道新幹線の停車駅となる予定だ。 |
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Oshamanbe, Oshamanbe Town
山越郡長万部町字長万部 |
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Hours:
7:30 am - 7:15 pm |
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Services:
- みどりの窓口
- 旅行相談室
- 自動券売機
- コインロッカー
- キヨスク
- 駅弁 (かにめし・あきあじめし・折詰そば)
- 観光案内所 |
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Oshamanbe Station
長万部町の観光拠点となる長万部駅。観光案内所を併設。 |
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Hakodate line and Muroran line
駅構内の東側で函館本線(左)と室蘭本線(右)が分岐する。 |
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駅周辺は鉄道の町として発展した長万部町の中心街。駅前の本町通(旧国道5号線)沿いには商店街が形成されており、旅行者にも便利な店舗が一通り揃う。長万部温泉へ行く場合は駅前左手の合田商店前を通る線路沿いの道を歩いて、駅構内を横断する長い歩道橋を渡る。駅前から温泉街にかけてのエリアには良質の温泉や個性的な飲食店が軒を連ねているので、列車の待ち時間があれば、長万部の街を是非とも歩いてみよう。 |
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地名の由来
アイヌ語の「オ・シャマム・ペッ」(川尻が横になっている川)、あるいは「シャマンペ」(カレイ)に由来する地名と言われている。かつては河口付近でカレイ漁が盛んだったらしい。長万部山の残雪がカレイに見える頃を漁期とした伝説もそこから生まれた。 |
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Oshamanbe Station Bus Stop
長万部駅前のロータリーからは上三本杉行きの路線バスが発着。函館方面行きの停留所は駅前の国道右手にある。 |
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Oshamanbe Onsen
長万部駅の北東に立地する長万部温泉郷。途中下車での温泉入浴におすすめ。温泉宿では新鮮な海の幸を味わえる。 |
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Oshamanbe Onsen
長万部温泉。 |
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Kanimeshi (crab & rice) 「かにめし」 8:00 am - 6:30 pm, to 6:00 pm Oct-Mar, Kanaya
鉄道の町として発展してきた歴史を持つ長万部町の名物。1950年に長万部駅の駅弁調製元「かなや」が考案・販売を開始し、長万部町発祥の特産品として全国にその名が知られるようになった。現在は町内の各飲食店やドライブイン、温泉旅館でも味わえる。駅弁「かにめし」は長万部駅キヨスク、駅前交差点左手の「かにめし本舗かなや」(8時-18時30分
※10月から3月は18時まで、元旦休)、札幌と函館を結ぶ特急「北斗」・「スーパー北斗」の車内(列車内での予約制)、札幌丸井今井大通館で販売。かにめし本舗かなやに隣接する「カネカツかなや食堂」(11時-16時、火曜・元旦休)でも和風のかにめし定食を味わえる。
Goda Shoten 「合田商店」 10:00 am - 6:00 pm, to 5:00 pm in winter, closed Wed
長万部駅を出て左手に店を構える老舗のそば屋。1931年から販売されている駅弁「折詰もりそば」(600円)はかにめしと並ぶ長万部の名物駅弁として古くから知られている。パッケージの中に茹で上げたそばが盛られており、特製のそばつゆをかけて食するというユニークさが鉄道ファンに受けているようだ。現在は駅前の合田商店(10時-18時、冬季は17時まで、水曜定休)、札幌と函館を結ぶ特急「北斗」・「スーパー北斗」の車内(6号-11号のみ、列車内での予約制)で販売。茹で立てのそばは合田商店に併設の食堂でも味わえる。
Amataro Shokudo 「甘太郎食堂」 In front of Hokuyo Bank
長万部駅前の交差点を左折した先の北洋銀行に隣接する老舗食堂。昭和時代の雰囲気を存分に残す駅前食堂で、定番メニューは野菜とスープがたっぷり入った味噌ラーメンと胡麻油でじっくりと炒めたチャーハン。昔ながらの味と手ごろな価格が町民や旅行者の支持を得ているようだ。カツラーメンやカツそばも一度試してみたいところ。学割メニューもある。「甘太郎」という店名のとおり、かつてはお焼きなどを店頭で販売していたという。今では貴重な木製レジスターも味わい深い。
Sanpachi Hanten 「三八飯店」 10:30 am - 8:00 pm, closed Mon
長万部町中ノ沢地区の国道沿いにある中華料理店。長万部産のホタテをはじめとした魚介類をふんだんに使った「浜ちゃんぽん」(味噌味・塩味の2種類)、豪勢なボリュームの「あんかけ焼きそば」が店の定番メニュー。長万部産のホタテを使った「海やきそば」などのメニューもある。函館本線中ノ沢駅から徒歩4分。長万部駅前から路線バスを利用の場合は、函館バス「上三本杉」・「函館駅前」行きのいずれかに乗車し、「中の沢駅前」で下車。10時30分-20時。月曜定休(その他不定休あり)。 |
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Honchodori Street 「本町通の商店街」 In front of Oshamanbe Station
駅前に商店が軒を連ねる長万部町のメインストリート。鉄道の町として発展してきた歴史を持つ町だけあって、日常生活に役立つ店舗が満遍なく揃っている。国内外から途中下車で訪れる旅行者が多く、東京理科大学長万部キャンパスの所在地でもあるという地理的・文化的背景から、接客も全体的に若者や観光客慣れしているようだ。「カタヤマ薬局」(8時30分-20時)は旅行に便利な医薬品類を数多く取り揃えており、親身な接客も好印象。「加藤書店」(9時-19時、日曜休)は一通りの雑誌や書籍、文房具が揃う。北洋銀行長万部支店(ATMは平日8時45分-18時)、国際ATMを有する「セブンイレブン長万部店」(24時間)などの店舗もある。 |
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Karaoke Box Orange House 「カラオケBOXオレンジハウス」 11:00 am - midnight
長万部駅前交差点を左折し、甘太郎食堂前の交差点を右折した先にあるカラオケボックス兼喫茶店。1階が喫茶店「アリス」、2階がカラオケボックス(4室・50名)となっている。列車の待ち時間を利用してコーヒーやデザートを味わったり、カラオケに興じてみてはいかがだろう。11時-24時。駅から徒歩5分。不定休。 |
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Tourist Information Centre 「長万部観光協会」 Inside Oshamanbe Station
長万部駅に併設の観光案内所。ご当地キャラクター「まんべくん」関連商品や長万部町の観光土産を数多く取り揃えている。長万部温泉や飲食店街の割引クーポンが付いたパンフレットをもらえるので、長万部の観光を始める前にまず立ち寄ってみよう。長万部駅周辺には見どころや味処、温泉が多いので、列車の待ち時間を利用して街歩きを楽しんでみたい。
Oshamanbe Library 「長万部町学習文化センター」 10:00 am - 6:00 pm, closed Mon
長万部温泉の北に立地する綺麗な雰囲気の図書館。約5万5千冊の蔵書を有しており、長万部町や道南地方に関連する書籍が充実。旅行者の利用も可能で、列車の待ち時間に立ち寄れる。10時-18時(図書館は日曜17時まで)。月曜・文化の日を除く祝日・年末年始休館。駅から徒歩12分。
Oshamanbe Town Hospital 「長万部町立病院」
長万部駅前通りの消防本部に近接する町内唯一の医療機関。駅から徒歩5分。
Oshamanbe Post Office 「長万部郵便局」 24 hours
長万部駅前交差点を左折し、2つ目の信号交差点を右折した先にある郵便局。長万部町役場に隣接。郵便窓口は24時間営業。ATMは平日8時-19時、土曜・休日9時-17時。国際送金・外貨両替可。駅から徒歩7分。
International ATM (7-Eleven Oshamanbe) 「国際ATM」(セブンイレブン長万部店) 24 hours
長万部駅前交差点を左折後、本町通をまっすぐ徒歩7分。国際ATM設置店。24時間営業。 |
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