比羅夫駅は倶知安町南部の尻別川流域にある無人駅。日本で唯一、かつての駅事務室(1階)と宿泊室(2階)を活用した「駅の宿ひらふ」(外部リンク)が設けられており、夏場の夜にはホームでバーベキューをする宿泊者が列車からよく見える。駅ホームから眺めるニセコアンヌプリとニセコグラン・ヒラフスキー場の風景が良い。
距離的にはニセコグラン・ヒラフ(旧ひらふスキー場)やひらふ温泉に近いが、当駅からひらふ十字街までは「くっちゃんハイキングコース」経由で約3.3km(徒歩1時間)離れているので、一般的には倶知安駅前から路線バスを利用して訪れることになる。 |
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Hirafu, Kutchan Town
虻田郡倶知安町比羅夫 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- 駅の宿ひらふ (外部リンク) |
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Hirafu Station
夕暮れの比羅夫駅に停車中の小樽行き普通列車。 |
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Hirafu Station
森の中に佇む駅舎。背後にニセコアンヌプリが見える。 |
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比羅夫という地名は斉明天皇時代の658年、阿部(あべの)比羅夫が船180艘を率いて、冬至北海道で勢力をふるっていた粛慎(みしはせ)の征伐にきて大河のほとりに至り、後方羊蹄(しりべし)に政庁を置いたという故事にちなんだもの。寿都支庁・岩内支庁・小樽支庁統合のさい、この故事が倶知安に後志支庁(現・後志総合振興局)を置く根拠になったという俗説もある。 |
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駅周辺は尻別川流域に沿って細長く開けた農村地帯で、国道やスキー場からやや離れた場所に位置する。国際的観光地として繁栄する倶知安・ニセコ両地域において、昔ながらの風情が残る数少ない地域だ。 |
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In front of Hirafu Station
比羅夫駅前。 |
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Lake Hangetsu 「半月湖」
羊蹄山登山口近くにある三月形の火口湖。一周約40分の散策路が整備されており、晴れた日には木漏れ日がよく映える。比羅夫駅から徒歩45分〜1時間程度。倶知安駅前・ニセコ本通からの路線バスを利用して訪れることもできる。
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Mt. Yotei 「羊蹄山」 Early Jun - Early Oct, from Lake Hangetsu
後志地方の中心部にそびえ立つ標高1898mの秀峰。北海道を代表する美しい山容の独立峰で、「蝦夷富士」の愛称で広く親しまれている。半月湖のひらふコース登山口から山頂までの距離は約5.5km。上りが約5時間、下りが約3時間30分の行程だ。登山には事前に十分な装備が必要。9合目付近には避難小屋があり、6月上旬から10月上旬までは管理人が常駐している。比羅夫駅から登山口まで徒歩45分。倶知安駅前・ニセコ本通からの路線バスも利用できる。 |
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