七飯駅は函館市の北に位置する七飯町の代表駅。1966年に新設された下り専用線(通称・藤城線)の分岐駅で、札幌方面行きの貨物列車と特急列車の全列車、および函館発森方面行き普通列車3本が下り専用線を経由する。藤城線は渡島大野−大沼間の急勾配(20パーミル)を緩和するために設けられたもので、勾配は10パーミルに抑えられており、途中駅は無い。したがって、藤城線経由の函館発森方面行き普通列車は渡島大野駅と仁山駅を経由しないことになる。
一方、大沼−七飯間の上り列車(函館方面行き)はすべて仁山・渡島大野経由で運転。仁山経由の下り列車は藤城線を経由しない普通列車のみである。 |
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Honcho, Nanae Town
亀田郡七飯町本町 |
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Hours:
7:00 am - 7:00 pm |
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Services:
- みどりの窓口
- 自動券売機 |
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Nanae Station
七飯駅2番線における函館行き普通列車の増結風景。当駅の利用客は多く、函館−七飯間の普通列車が数多く設定されている。 |
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Nanae Station
左手が藤城線(下り専用)、右手が渡島大野・仁山経由線。藤城線は程なくして右手へカーブし、本線の上を高架で跨ぐ。 |
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西洋リンゴ栽培発祥の地
七飯町は北海道初の洋式農場「七重官園」が設けられた町で、日本における西洋リンゴ栽培発祥の地でもある。青森県の特産品である西洋リンゴも、箱館開港後に七飯町から津軽海峡を渡って明治以降に普及したもの。「つがる」・「ふじ」・「レッドゴールド」は七飯産リンゴのスタンダードである。西洋式農業を取り入れた北海道農業の基礎はここでつくられた。 |
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地名の由来
アイヌ語の「ヌ・アン・ナイ」(漁のある川)が「ナンナイ」となり、それに「七重」の文字を当てたが、1902年(明治35年)4月に飯田村と合併して「七飯」村とした。現在の七飯町には約28,000人が暮らしており、函館市のベッドタウン的な性格を持ち合わせている。 |
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Nanae Town Office
七飯町役場。 |
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Nanae Cultural Center
七飯町文化センター。 |
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Nanae Town Historical Museum
七飯町文化センターに隣接する七飯町歴史館。入館料は無料。 |
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