渡島砂原駅は森町砂原地区の中心部に近い無人駅。旧砂原町の代表駅で、開業当初は森と砂原を結ぶ私鉄「渡島海岸鉄道」の終着駅であった。かつての駅は現在の南部藩砂原陣屋跡裏手に存在したというが、渡島海岸鉄道の国有化と函館本線砂原支線の新線開業に伴い、駅名を「渡島砂原」と改称した上で高台の現在地に移転した。駅舎は鹿部駅とよく似た構造の木造駅舎で、ややカーブした駅構内には相対式ホームの列車行き違い設備を有する。
駅名はアイヌ語の「シャラ」(広い砂地)の和訳に由来するもので、千葉県の成田線に同音の「佐原」駅があることから、旧国名の「渡島」を付けた。 |
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4, Sawara, Mori Town
茅部郡森町砂原4丁目 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Kakarima Station
渡島砂原駅を通過する大阪行きの寝台特急「トワイライトエクスプレス」。 |
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Kakarima Station
駅待合室。国鉄時代のチッキ(小手荷物窓口)が現存している。 |
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現在の渡島砂原駅は渡島海岸鉄道の国有化と函館本線砂原支線の開業によるルート変更によって1945年に移転開業したという歴史的経緯があり、高台に位置する駅前からは内浦湾と砂原市街がよく見える。駅前を道なりに直進すると森町砂原郷土館が右手に見え、そこから坂道を下ると砂原漁港の港町に入る。
駅前の道路を左折して約20分歩くと道の駅「つど〜る・プラザ・さわら」と森町役場砂原支所(旧砂原町役場)、右折して15分ほど歩くとハマナス台場公園にたどり着く。 |
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東蝦夷地南部藩砂原陣屋跡
江戸時代末期の1855年(安政2年)に江戸幕府から蝦夷地の警護を命じられた南部藩の陣屋跡。当時は50名の兵が任務についていたという。17世紀に円空がこの場所で刻んだ木仏が奉納されている内浦神社や稲荷神社も建つ。国指定史跡。駅から左手へ徒歩10分。渡島鉄道時代の旧砂原駅は陣屋跡の裏手に存在した。 |
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In front of Oshima Sawara Station
渡島砂原駅前。 |
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Sawara area
砂原漁港の港町。 |
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Mt. Komagatake, view from Hamanasu Daiba Park
ハマナス台場公園から眺める駒ヶ岳。 |
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