西和田駅は根室市西和田地区にある無人駅。現在は貨車を活用した待合室が設けられているのみだが、1920年(大正9年)11月10日から翌年8月5日までの約10ヶ月間は根室本線(当時の名称は釧路本線)の終着駅だった。1921年8月5日、西和田−根室間が延伸・全線開通し、路線の名称も根室本線に改称された。
駅の利用客は根室方面へ通学する高校生が中心で、2007年10月のダイヤ改正から全ての釧路行き普通列車が停車するようになった。以前は待合室の外壁に酪農風景が描かれていたが、現在は牧草地と空をイメージした2色塗りの外観となっている。 |
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Nishiwada, Nemuro City
根室市西和田 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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View Larger Map
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Nishiwada Station
西和田駅を発車する根室行き普通列車。 |
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和田開拓の歴史と地名の由来
和田地区は1886年(明治19年)に福井・石川・新潟・山形・鳥取の士族220戸による屯田兵第二大隊第一中隊によって開拓が始まった土地。当時の大隊長・和田正苗の姓にちなんで、当地を和田村と呼んだ。一中隊は村内東部にあって「東和田」と称し、二中隊は村内西部にあって「西和田」と称した。なお、行政区域における「和田」地区は存在せず、和田簡易郵便局や和田屯田記念館、旧和田小学校にその名が使われているのみである。 |
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地名の由来
西和田駅前から根室方面へ徒歩8分。和田地区の歴史を伝える歴史記念館。和田屯田兵村の被服庫を活用した記念館で、屯田兵が入植する以前の1885年(明治18年)ごろにつくられたという。バルーンフレーム構造という建築様式で、最初は東和田811番地にあったが、本部の移転後は小学校の運動場に移築され、1968年に現在地へと落ち着いた。
館内には和田屯田兵関係や、当時の大隊長である和田正苗の資料が展示されている。和田地区の区画は概ね2箇所で厳密に行われ、公園や射的場なども設けられていた。以前は根室市立和田小学校が開いている時間帯に受付へ申し出ると見学が可能だったが、同小学校の閉校に伴い、2006年度以降は8月のお盆期間などに不定期で公開している。 |
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In front of Nishi Wada Station
西和田駅前。酪農家が点在。 |
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Wada Tonden Museum
和田屯田記念館は不定期公開。 |
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Wada Tonden Museum
和田屯田記念館の資料展示。 |
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Wada Tonden Museum
和田屯田大地図。一中隊は西和田、二中隊は東和田に存在した。現在は酪農地帯となっている。 |
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