幌糠駅は留萌市幌糠地区にある無人駅。留萌市内陸部の中心地で、留萌川の流域に沿った農業の盛んな地域である。かつては木材の搬出で賑わいを見せたというが、貯木場跡地の一部は現在の国道やパーキングエリア、インターチェンジなどに置き換わり、当時の面影は旧駅舎のコンクリート基礎以外にほとんど残っていない。地名はアイヌ語の「ポロ・ヌプカ・ぺッ」(親である野の川)に由来する。
かつては峠下駅と幌糠駅の間に「東幌糠駅」、幌糠駅と藤山駅の間に「桜庭駅」が存在したが、過疎化や道路整備による利用者の減少で両駅とも廃止された。 |
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Horonuka, Rumoimura, Rumoi City
留萌市留萌村幌糠 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Horonuka Station
幌糠駅に到着する増毛行き普通列車。 |
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Horonuka Station
夜の幌糠駅ホームと待合室。 |
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幌糠は比較的大きな市街地を形成しており、駅前の旧国道沿いを中心に商店や郵便局、小学校、中学校、駐在所などが建つ。また、幌糠と小平町の間を結ぶ道道550号線(幌糠小平停車場線)が国道233号線から分岐して幌糠市街の一部を通っている。この道道は深川方面と小平・羽幌方面をショートカットする道で、交通量は比較的多い。 |
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In front of Horonuka Station
幌糠駅前。 |
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Route 233
国道233号線。(旧貯木場跡) |
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Former Higashi Horonuka Station |
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旧東幌糠駅 |
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峠下駅と幌糠駅の間には2006年3月17日まで東幌糠駅(国鉄時代は仮乗降場)が存在した。東幌糠駅は1963年(昭和38年)12月01日に仮乗降場として開業し、1988年(昭和62年)4月1日に仮乗降場から駅に昇格した。峠下駅から3.3km、幌糠駅から2.9kmの場所にあり、1979年(昭和54年)には上り4本、下り5本の普通列車が停車していたが、廃止直前の2006年(平成18年)には上り2本、下り2本の普通列車が停車するのみとなっていた。駅周辺には数軒の農家があり、駅横には道道801号線(樽真布幌糠線)が通っていたが、2000年代は鉄道ファンを除き、ほとんど利用が無かったようだ。(2004年5月1日撮影) |
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Former Higashi Horonuka Station
東幌糠駅に停車中の上り普通列車。 |
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Former Higashi Horonuka Station
東幌糠駅外観。待合室は無かった。 |
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Station board
駅名看板は国鉄時代からのものが最後まで使用されていた。 |
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Timetable
晩年は普通列車が1日2往復停車するのみだった。 |
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