増毛駅は留萌本線の終着駅。かつてニシン漁で賑わった増毛町の玄関口で、高倉健主演の映画「駅 STATION」のロケ地にもなった人気の終着駅である。札幌や旭川から日帰りでも気軽に訪れることができるとあって、週末や行楽シーズンは観光客で賑わう。国鉄時代には札幌からの直通急行列車が運行されていた。地名はアイヌ語の「マシケイ」(カモメの多いところ)に由来するという説があるが、起源ははっきりしていないらしい。
当駅は無人駅であるが、駅の記念入場券は駅近隣の売店や留萌駅の窓口で発売している。駅界隈には北海道遺産にも選定された「増毛の歴史的建物群」が点在しているので、街をゆっくりと散策してみよう。 |
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1, Bentencho, Mashike Town
増毛郡増毛町弁天町1丁目 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- そば処「増毛駅」 |
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Soba noodle shop
かつての駅事務室を活用したそば処「増毛駅」。土曜・日曜・祝日のみ営業。 |
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Steam locomotive
増毛駅に停車中の「SLすずらん号」。2006年9月に運行を終了した。 |
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増毛駅前と増毛中心部はニシン漁最盛期の面影を今に伝える歴史的建物群が現存しており、北海道遺産「増毛の歴史的建物群(駅前の歴史的建物群)」にも選定されている。留萌本線の終着駅として著名な増毛駅は大正10年の建築。増毛駅前に降り立つと、旅館富田屋(現在は廃業、外観のみ見学可能)と多田商店(風待食堂)が視界に入る。増毛駅周辺には旅人宿「ぼちぼちいこか増毛舘」、ニシンそばで知られる「志満川食堂」、「旧商家丸一本間家」、大型木造校舎の「増毛町立増毛小学校」(※外観のみ見学可能)、「増毛厳島神社」、「農業倉庫群」など、かつての繁栄を今に伝える歴史的建築物が点在。いずれも駅から徒歩圏内なので、増毛駅を起点にして歴史的建物群をひとつひとつ見て回ってみたい。 |
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In front of Mashike Station
増毛駅前の旅館富田屋(左手)と風待食堂(右手)。終着駅らしい、味わいのある駅前風景だ。 |
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View from Mashike Town Office
増毛町役場前・増毛厳島神社前の交差点から眺めた増毛市街と日本海の眺望。 |
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View from Cape Ofuyu Observatory
雄冬岬展望台から眺める雄冬地区と夕暮れの日本海。昭和時代末期に国道が開通するまで陸路はなく、増毛からの小さな連絡船が地域唯一の交通手段だった。 |
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Shimakawa Shokudo 「志満川食堂」 11:00 am - 8:00 pm (closed Thu)
増毛中心部の旧商家丸一本間家の向かいにあるレトロな食堂。身欠きニシンとカズノコが入った名物「にしん親子そば」はこの店が発祥といわれている。定食・昔風ラーメン・カツ丼なども人気あり。木曜定休。
Sushi 「寿司」
新鮮な魚介類が水揚げされる増毛には数多くの寿司屋が点在。「すが宗」(11時30分-18時・水曜休・夏季は11時から)、「寿し忠」(11時-21時)、「寿しのまつくら」(11時-21時、第1・第3月曜休)、「福よし」(11時-21時・火曜休)、「鮨・IZAKAYA忠」(11時-21時)は遠方から訪れる観光客も多い。 |
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Seafood & Marine products 「海産物・水産加工品」
特産品は甘エビ・数の子・たらこ・スモークサーモン・真だこ柔らか煮など。鉄道旅行なら増毛駅海側に近接する「遠藤水産」(8時30分-16時・火曜休)が便利。中心街(畠中町・栄町)には「大三佐藤商店」・「北日本水産物」・「増毛スーパー」・「マルオ赤島水産」・「丸万水産」・「立山鮮魚店」などの直売所や商店がある。 |
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Orchard 「増毛町の果樹園」
増毛町は北海道有数の果樹の里。暑寒別川に沿った暑寒沢地区には約40軒の果樹園があり、6月から10月まで様々な果物を楽しめる。特産はイチゴ、サクランボ、ブルーベリー、桃、プラム、リンゴ、ブドウ、梨、プルーン。特にリンゴは増毛町を代表する果物で、明治時代から栽培されている。 |
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