清水沢駅は夕張市清水沢地区にある有人駅。かつては三菱大夕張炭鉱鉄道(清水沢−大夕張炭山)の接続駅で、三菱大夕張・南大夕張・北炭清水沢などの各炭鉱で採掘される石炭の輸送列車で賑わった。大夕張鉄道は炭鉱の閉山に伴い、JR発足後の1987年7月に廃止。1990年代までは駅構内に多数の側線が現存していたが、現在は当時の旅客ホームが駅舎側に残るのみだ。
また、当駅は北海道最後のタブレット閉そくと腕木式信号機が残る駅として有名だった。2004年3月の廃止後は列車の行き違い設備や跨線橋、自動券売機が撤去され、駅窓口も平日・土曜の昼間のみの営業となっている。 |
|
|
|
|
|
3, Shimizusawa, Yubari City
夕張市清水沢3丁目 |
|
Hours:
First train - Last train |
|
Services:
- 駅窓口 (7時10分-14時、日曜・祝日休) |
|
|
View Larger Map
|
|
|
Shimizusawa Station 2004
タブレット閉そくの廃止直前には通常、使用されていなかった1番線に上り列車が発着した。 |
|
Shimizusawa Station 2004
タブレット閉そくの廃止前はオレンジカードの使用が可能な自動券売機が設置されていた。 |
|
|
|
Signalling block system 2004
清水沢駅のタブレット閉そく機とカバンキャリア。2004年に廃止。 |
|
Shimizusawa Station 2004
タブレットの入ったカバンキャリアを運転士に渡す駅員。 |
|
|
|
|
駅前通りは炭鉱時代の面影を存分に残す商店街。数多くの商店や飲食店が軒を連ねているが、炭鉱の閉山後は空洞化が進行しており、休日には人通りの少ないシャッター街となる。駅を出て右手に進むと国道452号線の交差点とコンビニエンスストア「セイコーマート」があり、そこからシューパロ湖方面へ向かうと、右手に旧北炭清水沢火力発電所の巨大な建物が見える。 |
|
旧北炭清水沢火力発電所
夕張炭鉱のシンボル的な存在だった日本有数規模の炭鉱用火力発電所。1941年に全ての施設が完成し、1991年まで稼動していた。廃止後は建物の解体が進んでいたが、貴重な炭鉱遺産としての価値が高く評価され、現在は「夕張清水沢アートプロジェクト」の会場として使用されている。背後にそびえるズリ山の登山用階段も整備された。通常は清水沢清湖町入口の高台や清水沢ダムの堤体から外観のみを見学できる。 |
|
駅名の由来
志幌加別川鉄橋付近に清水の湧き出るところがあり、これにちなんで清水の沢と称し、駅名を清水沢とした。志幌加別川はアイヌ語の「シ・ホルカ・ペッ」(親である後戻りする川)に由来する。 |
|
|
|
|
In front of Shimizusawa Station
清水沢駅前。直進した先に清水沢清栄町・清湖町への階段と自転車道(正面の青い高架橋)がある。 |
|
Around Shimizusawa Station
清水沢駅前の商店街。休日はシャッター街となり、人通りも極めて少ない。 |
|
|
|
Former Shimizusawa Power Plant
旧北炭清水沢火力発電所。背後にズリ山が見える。 |
|
Shimizusawa Seikocho
かつては炭鉱住宅が建ち並んでいた清水沢清湖町。 |
|
|
|
|
|
Former Minami Oyubari Station
夕張市南部地区の大夕張鉄道保存車両広場(旧南大夕張駅)。 |
|
|
|
Ekimae Shokudo 「駅前食堂」 10:00 am - 6:30 pm, in front of the station
清水沢駅を出て右手にある小さな駅前食堂。昔懐かしい雰囲気が感じられる店内では夕張一のボリュームと言われるカツカレー、ラーメン、定食などを気軽に味わえる。10時-18時30分。月2回不定休あり。 |
|
|
|
|
|
|
Train Festa 「汽車フェスタ」 1st Sun, September, former Minami Oyubari Station
9月の第1日曜に夕張市南部地区の三菱大夕張鉄道保存広場で開催。旧南大夕張駅や保存客車の夜間ライトアップなどが行われる。 |
|
|