大楽毛駅は釧路市大楽毛地区にある無人駅。通勤客や通学客の利用が多く、釧路工業高等専門学校の最寄り駅にもなっている。現駅舎の建物は、かつて大楽毛地区に開設されていた旧大楽毛家畜市場のセリ場「馬検場」のイメージを取り入れたもので、1990年に改築された。
平日の朝夕には大楽毛駅始発・終着の普通列車が設定されている。大楽毛駅で折り返す普通列車は2番線を使用。大楽毛駅終着の上り列車は乗客の下車が終了すると、車両を帯広側に少し動かして折り返しの釧路行きとなる。そのため、大楽毛発釧路行き普通列車の2両目以降は駅のホームに掛からない。2001年7月20日から7月22日までの期間には臨時列車「SL白糠号」が停車した。 |
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5, Otanoshike, Kushiro City
釧路市大楽毛5丁目 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- 自動券売機
- 釧路市役所大楽毛支所
- かもめ食堂大楽毛店 |
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Otanoshike Station
大楽毛発釧路行き普通列車。2両目以降はホームに掛からない。 |
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Waiting room
駅待合室にはベンチと自動券売機が設置されている。 |
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駅前には国道38号線沿いに数軒の商店があり、「大楽毛駅前」停留所から釧路や阿寒湖方面行きのバスが発着する。右手にはコンビニエンスストア「セイコーマート」、ちょっとした買物などに便利。薬局や郵便局も駅前にある。釧路工業高専は駅前の国道を帯広・阿寒方面へ徒歩15分。 |
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地名の由来
アイヌ語の「オタノ・シケ」(砂浜の中央)を音訳したもの。 |
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大楽毛家畜市場
1911年(明治41年)10月1日、大楽毛地区に牛馬のセリ場として開設された家畜市場。東北の三本木、盛岡とともに「日本三大馬市」として全国に知られ、馬市の開催時には全国各地から馬商や農林省・陸軍省軍馬補充部の役人、畜産組合の馬産関係者などが多数集まり、駅前の旅館も盛況を見せたという。大楽毛駅は馬市で競り落とされた馬の貨物輸送で活気付いた。昭和40年代に入ると大楽毛地区の区画整理事業が始まり、場所も旧阿寒町に移転した。旧大楽毛家畜市場跡地の一部には「神馬事資料館」や記念碑が設けられたほか、駅前広場には「日本釧路種の馬」の銅像が立っている。 |
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In front of Otanoshike Station
大楽毛駅前。 |
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In front of Otanoshike Station
日本釧路種の馬の銅像。 |
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Former Otanoshike Horse Market
神馬事記念館に隣接する大楽毛家畜市場跡地。家畜市場を発意した神八三郎氏の銅像も立つ。 |
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