藻琴駅は網走市東部の藻琴地区にある木造駅舎の無人駅。昔ながらのレトロな木造駅舎が特徴で、駅の窓口跡などに国鉄時代の面影が残っている。昔はこのような木造駅舎が北海道内に数多く存在したが、現在は少数派だ。かつての駅事務室は軽食&喫茶店「トロッコ」が入居している。
当駅は大空町東藻琴地区(旧東藻琴村)の最寄り駅で、普通列車と快速列車が停車する。1935年(昭和10年)から1961年(昭和36年)までは東藻琴・末広・山園・東洋沢方面への簡易軌道「東藻琴村営藻琴線」の分岐駅だった。駅前西側の国道交差点を南進する線路跡は、曲線部を含めた一部区間が道路として利用されている。 |
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Mokoto, Abashiri City
網走市藻琴 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- 軽食&喫茶「トロッコ」 (不定休) |
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Mokoto Station
藻琴駅を後にする網走行き普通列車。 |
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Waiting room & Cafe
かつての駅事務室では喫茶店が営業している。 |
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駅前は国道244号線と道道102号網走川湯線の交差点で、駅を出て右手の網走側に網走バス・網走観光交通の「藻琴駅前」停留所が設けられている。ここから東藻琴までは網走観光交通の路線バスで約20分程度の距離だが、運賃は片道860円と高額だ。 |
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地名の由来
アイヌ語の「モコト」、すなわち「ポ・コッ・ト」(子を持つ沼)に由来するというが、その他にも「モ・トー」(小沼)、「モ・コルト」(眠り沼)などの諸説もある。ただし、いずれの諸説も現在の藻琴湖に由来するものだ。 |
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藻琴湖
藻琴駅南側の内陸に広がる汽水湖。古くからシジミ貝の産地として知られており、網走漁協が漁を行っている。ワカサギ、チカ、ニシンが水揚げされるほか、近年は牡蠣の養殖も盛んだ。湖そのものは全く観光化されていない。 |
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In front of Mokoto Station
藻琴駅前の道路を直進した先に大空町東藻琴地区がある。 |
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Inatomi Onsen
ナトリウム塩化物泉の名湯「稲富温泉」。 |
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Station Cafe "Torokko" 「軽食&喫茶 トロッコ」 10:00 am - 7:00 pm
藻琴駅の旧駅事務室を活用した軽食と喫茶の店。ラーメン・カレー・コーヒーを味わえる。10時-19時。不定休。
Tonchintei 「豚珍亭」 11:00 am - 10:00 pm (closed Sun), Central Higashi Mokoto
大空町東藻琴地区の中心部にある大衆的な食堂兼居酒屋。大空町産の豚肉と東藻琴産の長芋を使った「大空豚しゃぶ長いも丼」、長いもオムレツなどを味わえる。網走・藻琴駅前から東藻琴行きの路線バスに乗車し、「中央通」で下車。 |
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Rental Bicycle 「レンタサイクル」 Roadside Station "Abashiri", Late Apr - Late Oct
網走駅から東へ徒歩20分の網走川河口にある道の駅「流氷街道網走」(9時-17時)では、4月末から10月末まで市内観光に便利なレンタサイクルを貸出している。マウンテンバイク・シティサイクルは3時間500円、1日1,000円。電動アシスト付き折りたたみ自転車は3時間1,000円、1日2,000円(列車内、および路線バス車内への持ち込み可)。預かり金として別途1,000円が必要(利用後に返却)。電動アシスト付き折りたたみ自転車は列車や路線バスへの持込が可能なので、東藻琴の温泉や芝桜公園へのアクセスにも利用できる。 |
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