浦河駅は日高振興局(旧日高支庁)の所在地である浦河町の代表駅。日高本線における主要駅のひとつで、かつては札幌と様似を結ぶ急行「えりも」の停車駅だった。駅構内の列車行き違い設備は合理化によって役目を終えたが、跨線橋と保線用の側線が残っている。
当駅は日高振興局の玄関口という役割を担っており、駅舎内には「みどりの窓口」も設置されている。ただ、苫小牧から浦河まで日高本線に乗車するビジネス客は少なく、札幌と浦河を結ぶ高速バス「ペガサス号」のほうが賑わっているようだ。1日の乗降客数も無人の東町駅(浦河高校と浦河赤十字病院の最寄り駅)より少ない。 |
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Shoheicho, Urakawa Town
浦河郡浦河町昌平町 |
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Hours:
8:15 am - 4:20 pm |
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Services:
- みどりの窓口 |
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Urakawa Station
浦河駅に到着した苫小牧行きの普通列車。夕方は中心街を経由してから帰路につく浦河高校の通学生も利用する。駅での改札業務は行っていない。 |
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Urakawa Station
駅のホームに立つと国道側にコンクリート壁が連なっているのが見えるが、これはかつての防波堤である。国道側の海岸に埋立地が造成されるまで、浦河駅は海岸のすぐそばにあった。 |
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浦河町は日高地方における行政の中心地。日高振興局(旧日高支庁)の所在地として有名で、駅を出て左手へ5分ほど歩いた場所に振興局の庁舎が建つ。駅の跨線橋を渡った先に位置する国道沿いの築地地区には浦河町役場や消防署、日高軽種馬農協(名馬ヒンドスタン像もある)、浦河警察署、ホテル「浦河イン」などが建ち並び、名実ともに浦河町の中枢機能を担っている。 |
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駅の南に位置する大通から浜町にかけての国道沿いは浦河町における商業・経済・文化の中心地。地方都市と同等の機能を有する近代的な市街地で、浦河町総合文化会館(図書館・Aiba浦河・浦河ウエリントンホテルを併設)を中心に銀行・信金・郵便局などの金融機関、旅館や飲食店、映画館、漁協などの建物が軒を連ねている。 |
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地名の由来
アイヌ語の「ウラル・ペッ」(もやの深い川)に由来するもので、荻伏地区を流れる元浦川のことを示している。松前藩政時代、ウラル・ペッ(元浦川)の河川敷に運上屋を置き、そこを浦河場所と称したが、江戸幕府の直轄地となった後は当地に会所を移し、そのまま「浦河」という地名となった。 |
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In front of Urakawa Station
浦河駅前を通る道路はかつて幹線道路だったが、海岸が埋め立てられて幹線道路も駅の反対側へ移動したため、駅前は寂れている。 |
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Former Nittsu Office
近年まで浦河駅前には日本通運の営業所が建っていた。開拓時代の面影を存分に残していた建築物。 |
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Central Urakawa
国道235号線沿いの浦河大通は再開発事業によって近代的な街並みとなった。 |
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Urakawa Shrine
浦河駅から様似方面へ徒歩8分の国道沿いに建つ浦河神社。「騎馬参拝」が有名(後述)。 |
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Kiba Sanpai 「浦河神社 騎馬参拝」 2 Jan, Urakawa Shrine
毎年1月2日に浦河神社の階段(101段)を騎馬で一気に駆け上がり、種畜の安全と発展を願い参拝する浦河町の風物詩。1910年から馬事関係者によって行われている正月の伝統行事で、テレビ局も毎年取材に訪れる。浦河駅から様似方面へ徒歩8分。 |
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Urakawa Post Office 「浦河郵便局」 9:00 am - 7:00 pm weekday
浦河駅から様似方面へ徒歩10分。映画館「大黒座」の向かいに建つ郵便局。郵便窓口は平日9時-19時。ATMは平日8時45分-19時、土曜・休日9時-17時。国際送金・外貨両替可。 |
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