勇払駅は苫小牧市東部の勇払地区にある無人駅。1913年の開業当初は現在の苫小牧市役所勇払支所付近に駅が設けられたが、苫小牧工業港の建設に伴う日高本線のルート切替に伴い、1962年(昭和37年)12月に現在地へ移転した。当時は急行「えりも」の停車駅で、構内には列車の行き違い設備や貨物用側線を有し、山陽国策パルプ(現・日本製紙)への専用線が分岐する駅として賑わいを見せた。しかし製紙工場や国鉄の合理化で1982年に貨物の取り扱いを廃止。片面ホームの無人駅となった。
地名はアイヌ語の「イ・プッ」(それの口)がなまって「ゆうふつ」(勇武津→勇払)と呼ばれるようになったことに由来するらしい。 |
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Yufutsu, Tomakomai City
苫小牧市勇払 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Platform
かつては列車の行き違い設備を有する島式ホームだった。 |
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Yufutsui Station
駅ホームと駅舎の間はやや離れている。建物は老朽化が著しい。 |
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勇払地区は山陽国策パルプ(現・日本製紙)勇払工場の企業城下町として発展した地域で、全盛期には駅の南側に数十棟もの社宅がずらりと建ち並んでいたという。しかしながら工場や国鉄の合理化によって社宅郡は消滅し、現在は広い空き地ばかりが広がるのみ。臨海南通の市街地にはコンビニエンスストア「セイコーマート」や商店、居酒屋、寿司屋、宿泊施設などが軒を連ねている。駅の東側に位置する勇払開拓史跡公園には蝦夷地開拓移住隊士の墓、開拓史三角測量勇払基点など、北海道開拓創成期の歴史を今に伝える貴重な歴史的遺産が現存。幕末の勇武津会所を模した勇武津資料館も建つ。 |
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Yufutsu Historical Museum
勇武津資料館。 |
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