東鹿越駅は南富良野町のかなやま湖に面する無人駅。乗降客数は1993年(平成5年)に1日平均で136人もいたが、東鹿越地区の著しい過疎化や貨物列車の廃止などにより、2001年(平成13年)には1日平均で3人にまで減少した。駅構内には列車の行き違い設備が存在しており、1日に1回、普通列車と快速列車の行き違いがある(快速列車は通過)。
かつては王子鉱業と日鉄鉱業東鹿越鉱山(石灰石鉱山)の専用線が分岐しており、1997年代3月まで東鹿越駅発中斜里(ホクレン中斜里製糖工場)行きの石灰石輸送列車が設定されていた。駅構内には現在も4本の側線が休止状態で残っている。 |
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Higashi Shikagoe, Minamifurano Town
空知郡南富良野町字東鹿越 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Higashi Shikagoe Station
東鹿越駅に到着する釧路行きの普通列車。 |
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Higashi Shikagoe Station
駅構内には鉱業所の側線が休止状態で現存している。 |
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東鹿越駅前からは南富良野町循環バスが接続。かなやま湖森林公園方面へのアクセスは比較的良好だ。南富良野町循環バスの運賃は乗車区間に関わらず大人100円、中学生以下は無料。1月1日、1月2日は全便運休。 |
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東鹿越地区と石灰石鉱業所
かつては駅を出て左手の道道沿いに東鹿越地区の市街地が形成されていたが、著しい過疎化によって無人の地となり、東鹿越コミュニティセンター以外の共同住宅や商店などは全て廃屋となっている。かつては小学校や郵便局も存在した。東鹿越地区とかなやま湖森林公園の間は1966年に建設された鹿越大橋によって結ばれている。冬は氷上のワカサギ釣りが盛んな場所だ。
東鹿越地区には日鉄鉱業所と王子緑化木材の石灰石工業所が現在も採掘や操業を行っており、製紙用石灰・製糖用石灰・道路舗装材・農業用の石灰質肥料などを生産している。時おり「カーン、カーン・・・」という石灰石鉱業所の大きな音が山あいに響いてくることであろう。 |
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地名の由来
アイヌ語の「ユク・ルペシペ」(鹿の越える道)を意訳したもの。根室本線の開業当初は当駅と金山駅の間に鹿越駅があり、この駅名は鹿越地区の東に位置することから名付けられた。 |
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In front of Higashi Shikagoe Station
東鹿越駅前。かなやま湖の湖面はチラッと見える程度。 |
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Higashi Shikagoe area
無人の地となった東鹿越地区の集落。 |
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Higashi Shikagoe Mine
かなやま湖の北岸に面する東鹿越の石灰石鉱業所。 |
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Shikagoe Bridge
東鹿越地区とかなやま湖森林公園方面を結ぶ鹿越大橋。 |
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Lake Kanayama Forest Park
早春のかなやま湖森林公園。 |
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Lake Kanayama Campground 「かなやま湖畔キャンプ場」 May - Sep
かなやま湖森林公園に整備されたキャンプ場。キャンプサイトは1人1泊600円、バンガロー(要予約)は1棟2,500円。炊事場・水洗トイレ・バーベキュー舎を完備。開設期間は5月-9月。 |
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Lake Kanayama Kosui Festival 「かなやま湖湖水まつり」 Last Sun, July
7月の最終日曜にかなやま湖森林公園で開催される南富良野町最大のイベント。金山ダムの見学会やカヌー・モーターボートの体験試乗会(要予約)などを開催。20時から20時40分まで開催される納涼花火大会が一番の見どころで、全長700mのナイヤガラ花火を観賞できる。 |
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