山部駅は富良野市西部の山部地区にある無人駅。1966年(昭和41年)に山部町と富良野町が合併して富良野市が誕生するまで、山部町の代表駅だった。芦別岳登山口の最寄り駅であることから、駅舎は山小屋をイメージ。夜になると駅の入口が温かみのある白熱灯に照らされる。
以前は富良野農業高校の最寄り駅で、富良野方面から通う高校生が多く利用していたが、1999年(平成11年)に閉校したため、利用客は大幅に減少している。2002年9月28日と2008年8月24日には札幌〜山部間で臨時快速列車「ヘルシーウォーキング号」が運行された。なお、山部駅の1番線(駅舎側)は、上下どちらの列車も入線が可能である。 |
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Ichijodori, Yamabe Shigaichi, Furano City
富良野市山部市街地1条通 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Yamabe Station
山小屋の雰囲気を醸し出す夜の山部駅。 |
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Yamabe Station
山部駅に到着した旭川行きの快速列車。 |
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駅前の国道沿いを中心に富良野市山部地区の市街地を形成。1966年に富良野町と合併するまでは山部町という独立した町だった地域で、旅館や民宿、タクシー会社の営業所、商店、食堂、スナック、Aコープ、コンビニエンスストア「セイコーマート」など、数多くの商業施設が軒を連ねている。旧山部町は富良野町との合併前年に町制を施行したばかりであった。駅前を直進した突き当たりには東京大学北海道演習林(1899年設立)があり、東大関係者が山部駅を利用する姿も時折見受けられる。 |
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地名の由来
アイヌ語の「ヤマ・ペ」(冷たい水)がなまったものではないかと言われている。 |
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In front of Yamabe Station
山部駅前は道道706号南陽山部停車場線の基点。 |
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Mt. Ashibetsu
山部駅のホームから眺める夜の芦別岳。 |
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Vineyards
空知川流域では、ワイン用のぶどうが栽培されている。 |
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Rack for drying rice
秋には昔ながらの稲掛け風景を見ることができる。 |
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Forest of Tokyo University and Mt. Ashibetsu
早春の東大樹木園と残雪輝く芦別岳。 |
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Mt. Ashibetsu 「芦別岳」 1,727m
山部駅のホームからもよく見える夕張山地の最高峰。山頂付近に岩肌が露出した険しい山容を見せる男性的な山で、標高は1,727m。山部駅から西へ約3kmの場所に位置する「山部自然公園 太陽の里」が登山拠点となっており、簡易宿泊施設(1泊素泊まり3,150円)とキャンプ場を併設している。山部駅から太陽の里までは徒歩40分程度を要するので、駅前からタクシーを利用すると良いだろう。登山口から山頂までの所要時間は新道コースが登り5時間・下り3時間、旧道コースが登り8時間、下り6時間。中上級者向けの登山コースなので、本格的な登山の装備が必要である。 |
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