幾寅駅は南富良野町中心部の幾寅地区にある無人駅。南富良野町が誕生する以前の1902年(明治35年)に開業した駅で、その後は町の代表駅となった。1999年公開の映画「鉄道員」のロケ撮影において駅舎の外観および内装を「幌舞駅」として改装したところ、建築当時の姿がよみがえったという逸話がある。駅舎は現在も映画ロケセットの「幌舞駅」として保存されており、駅舎の右手に小さく「幾寅駅」の文字が書かれている。
2000年の9月と10月には札幌発富良野経由帯広行きの臨時特急列車「狩勝周遊エクスプレス」が幾寅駅に25分間停車。当駅に停車する初の特急列車となった。 |
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Ikutora, Minamifurano Town
空知郡南富良野町字幾寅 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- 映画「鉄道員」ロケセット |
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Karikachi Panorama Norokko-go
2000年11月の土曜・日曜・祝日に帯広〜金山間で運転された臨時列車「狩勝パノラマノロッコ号」。当駅では5分程度の停車時間が設けられ、下車観光が可能だった。 |
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Ikutora Station, 1998
映画「鉄道員」撮影前の幾寅駅(1998年9月)。木造駅舎の外壁にサイディングが施されていた。当時は簡易委託の有人駅だったが、2003年に無人化された。 |
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幾寅地区は南富良野町の中心部に位置する市街地で、駅周辺には情報プラザや旅館、食堂、居酒屋、タクシー会社、Aコープ(惣菜は極めて少ない)、郵便局、町役場などの施設が集まる。駅前の国道を富良野方面へ歩くとコンビニエンスストア「セイコーマート」、道の駅「南ふらの」などがあるが、中心街全体として食料品(特に野菜・肉類・スイーツ)の品揃えは少ない。かなやま湖森林公園のキャンプ場に宿泊したり、バーベキューを楽しむ場合は、事前に富良野や新得などで買物を済ませておいたほうが良いだろう。 |
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幾寅からの路線バス
■幾寅駅前からは上トマム・トマム駅・占冠方面行きの占冠村営バスが接続。日曜運休。
■南富良野町循環バス(かなやま湖森林公園・北落合方面行き)に乗車の場合は幾寅駅から西方向へ少し歩いた場所のAコープ前にある「農協前」停留所の利用が便利。1月1日、1月2日は全便運休。
■旭川と帯広を結ぶ都市間バス「ノースライナー号」の「幾寅物産センター」停留所は道の駅「南ふらの」前にある。幾寅駅から徒歩10分。 |
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地名の由来
アイヌ語の「ユク・トラシ」(鹿の登るところ)に由来する。 |
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In front of Ikutora Station
駅前から占冠村営バスが接続。 |
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Information Plaza
駅に隣接する情報プラザ。 |
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Roadside Station "MInamifurano"
道の駅「南ふらの」。 |
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Kusumi area
久住地区の田園風景。 |
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Location place of the movie "Poppoya", in front of Ikutora Station
幾寅駅前の映画「鉄道員」ロケセット。 |
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Minamifurano Ski Area 「国設南ふらのスキー場」 Clsoed Mon, Year-end & New Year
幾寅市街の南側に位置する町営スキー場。リフト2本・全5コースで、直線的で広々としたゲレンデが印象的。かなやま湖を見渡せるロケーションと公設スキー場ならではの低料金が自慢。昼間と同等の滑走が楽しめるナイター設備の充実度は特筆ものだ。4時間券1,500円、8時間券2,500円。詳細は国設南ふらのスキー場公式サイトも参照のこと。
Lake Kanayama Campground 「かなやま湖畔キャンプ場」 May - Sep
かなやま湖森林公園に整備されたキャンプ場。キャンプサイトは1人1泊600円、バンガロー(要予約)は1棟2,500円。炊事場・水洗トイレ・バーベキュー舎を完備。開設期間は5月-9月。 |
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Lake Kanayama Kosui Festival 「かなやま湖湖水まつり」 Last Sun, July
7月の最終日曜にかなやま湖森林公園で開催される南富良野町最大のイベント。金山ダムの見学会やカヌー・モーターボートの体験試乗会(要予約)などを開催。20時から20時40分まで開催される納涼花火大会が一番の見どころで、全長700mのナイヤガラ花火を観賞できる。 |
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