茂尻駅は芦別市茂尻元町の高台にある無人駅。1918年(大正7年)12月28日に貨物駅として開業し、1926年(大正15年)7月15日から旅客扱いを開始した。貨物駅として開業した当初から茂尻炭鉱専用線が芦別側から分岐しており、石炭列車で賑わいを見せたが、1969年(昭和44年)に炭鉱内で事故が発生し、雄別茂尻炭鉱の坑内掘りは終了した。露天掘りも1974年に終了し、同時に専用線も廃止されている。
急行列車が当駅に1日3本停車した時代もあったが、現在は無人駅。大きな駅舎や旧改札口、有効長605mの長大な下り線などに当時の面影が残っている。朝夕は高校生の乗降が多い。 |
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2, Mojiri Motomachi, Akabira City
赤平市茂尻元町2丁目 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Moshiri Station
駅構内下り線の有効長は605mもあり、かつて石炭列車で賑わった時代の面影を残している。 |
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Oil painting 1965
駅待合室には1965年当時の雄別茂尻炭鉱の油絵が飾られている。 |
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茂尻駅周辺は雄別茂尻炭鉱で栄えてきた歴史を持っているため、現在も比較的大きな市街地を形成。毎年8月中旬には駅前で盆踊り大会が開催され、普段は静かな駅前もこのときばかりは賑わいを見せる。かつては茂尻中央北町に赤平温泉「松葉湯」が存在したが、1990年代後半に営業を終了した。 |
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地名の由来
アイヌ語の「モシリ・ケシオマナイ」(島の下手にある川)の上部に由来するもので、これを意訳した駅名が根室本線「島ノ下駅」である。なお、茂尻と書いて駅名は「もしり」と読むが、地名は「もじり」と読み、濁点がつく。 |
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In front of Moshiri Station
茂尻駅前と盆踊り会場。 |
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Suikoen Park Golf Course
空知川の北岸に位置する翠光苑パークゴルフ場。 |
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Kaitan Ame Candy 「塊炭飴」 8:00 am - 5:00 pm, closed Sun, Ishikawa Shoten
赤平市を代表する北海道銘菓。水あめにニッキ油・竹炭・合成着色料を加えて固めたものを塊状に砕いた飴で、赤平市茂尻元町南5-7の有限会社「石川商店」(8時-17時・日曜休・茂尻駅から徒歩5分)が1932年からつくり続けている。色や形は石炭の塊(塊炭)を模しており、炭鉱街として発展した歴史を持つ赤平のお土産にふさわしい逸品といえよう。赤平駅前の商店や北海道内のキヨスクなどでも購入できる。 |
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