新琴似駅は札幌市北区新琴似地区にある学園都市線(札沼線)の複線高架駅。「新」の文字が付くが、札幌市西区の琴似駅とは所在地が全く異なる。札沼線の建設計画時は桑園から4.5km地点に駅が設けられる予定だったが、地元住民の強力な請願によって現在地に建設されたという経緯を持つ。
現在の駅舎は2000年のダイヤ改正時に新築開業したもので、ホームから駅界隈の街並みを見渡せる。当駅から約500m南側には札幌市営地下鉄南北線の麻生(あさぶ)駅があり、JR線と地下鉄線を乗り継ぐ通勤・通学客も多い。高校野球の地区予選大会が開催される札幌麻生球場の最寄り駅。 |
|
|
|
8-1, Shinkotoni, Kita Ward, Sapporo City
札幌市北区新琴似8条1丁目 |
|
Hours:
5:40 am - 10:15 pm |
|
Services:
- みどりの窓口
- 自動券売機
- コンビニエンスストア「セブンイレブン」
- コインロッカー |
|
|
View Larger Map
|
|
|
Shinkotoni Station
非電化時代の新琴似駅に到着する札幌発の普通列車。 |
|
Waiting room
駅舎内部。基本的な構造は新川駅と同じである。 |
|
|
新琴似地区は1887年(明治20年)から翌年にかけて、旧琴似村の当地に屯田兵220名が入植し、「新琴似屯田」と名付けたことに始まる。樽川通り沿いに新琴似神社や屯田兵の中隊本部、学校が設けられ、現在も新琴似地区における行政や文化の中心地となっている。昭和中頃までは田園地帯が広がり、帝国製麻の亜麻茎やえん麦、新琴似大根の生産地であった。
昭和30年代からは北海道住宅公社による麻布団地の造成が始まり、1964年には札幌市電が新琴似まで延伸開業。1978年には市電に代わって地下鉄南北線の麻生駅が開業し、一気に市街化が進んだ。 |
|
|
|
|
In front of Shinkotoni Station
新琴似駅前。駅前の幅広い道路は、かつて札幌市電の停留所が設けられていた時代の名残り。 |
|
Yasuharu River
駅の南西を流れる安春川は屯田兵が明治23年に掘削した人工河川。駅から徒歩15分。 |
|
|
|
さらに詳しく >> |
|
Shinkotoni Shrine
秋の新琴似神社。 |
|
|
|
|
|
|
|