抜海駅は稚内市抜海地区にある無人駅。列車の行き違い設備を有し、昔懐かしい木造駅舎が現存している。宗谷本線最北の無人駅で、駅自体の雰囲気も良いことから、鉄道ファンの間で人気が高い。その人気の高さから、抜海駅を訪れる鉄道ファンに焦点を当てたテレビ番組が放映されたほどだ。旅人にはこの駅の雰囲気がとても魅力的なものに感じられるらしい。
地名はアイヌ語の「パッカイ・シュマ」(子負い石)の上部に由来するもので、現在の抜海市街に大きな石(抜海岩)があり、その形が子を負って立っている姿に似ていたことによる。抜海から南稚内までの区間は宗谷本線最北のビュースポット。天気が良ければ利尻富士を見渡せる。 |
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Kutonebetsu, Bakkaimura, Wakkanai City
稚内市抜海村クトネベツ |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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View Larger Map
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Bakkai Station
抜海駅に停車中の稚内行き普通列車。ホームに座って物思いにふける旅人も多い。 |
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Welcome board
2000年代前半には稚内−抜海・幌延間に観光列車「サロベツトロッコ号」が運行されていた。 |
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抜海駅前の細い道路を歩くと道道510号抜海兜沼停車場線があり、周辺には数軒の民家と牧草地が点在する。右手の日本海に向かって10分ほど歩くと、日本海オロロンラインの道道106号稚内天塩線のT字路交差点があり、ここから眺める日本海や利尻富士、抜海原生花園の海岸線はとても開放的で美しい。晴れた夕暮れ時の風景も良く、ここから日本海沿いを北上して7.5km先にある宗谷バス「坂の下」停留所まで散策を楽しむのもよいだろう。 |
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前述の交差点を左折して20分ほど歩くと抜海市街に入り、漁港入口の交差点左手には地名の由来となった奇岩「抜海岩」が見える。抜海岩は稚内市指定文化財になっており、岩の頂上近くまで登ることができるという。漁港へ進むと岩壁から漁船や利尻富士が見え、さらに500m歩くと抜海岬のゴマフアザラシ観察所(11月-3月)にたどり着く。抜海駅から市街地までは徒歩30分、抜海岬までは徒歩40分と距離があるが、この地域の公共交通機関は宗谷本線が唯一の存在で、稚内中心部からの路線バスは運行されていない。しかし、抜海駅から抜海市街までの道のりから見える日本海や利尻富士の眺めは素晴らしく、多くの旅人が抜海駅からの長い道のりを歩いてこの地を訪れている。 |
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In front of Bakkai Station
抜海駅前。 |
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Bakkai Coast
抜海の海岸線と日本海。 |
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Bakkai area
抜海市街。 |
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Bakkai Port
利尻富士を見渡す抜海漁港。 |
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Bakkai Genseikaen
日本海に沿って広がる抜海原生花園。 |
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