音威子府駅は北海道で最も人口が少ない音威子府村の玄関口。かつてはオホーツク海側を経由して稚内へと至る天北線の接続駅として賑わったが、1989年に廃止され、「森と匠の村」をイメージした駅待合室の一角に旧天北線の資料室が設けられている。もっとも、天北線の廃止後も中頓別や浜頓別、枝幸方面への路線バスが駅前から発着する交通ターミナルとして重要な役割を果たしており、村の規模以上に駅の利用客が多い。
地名はアイヌ語の「オ・トイネ・プ」(川口のにごっている川)に由来するとされている。音威子府村はかつて「常盤村」を名乗っていたが、駅名のほうが有名になったので、1963年に現在の村名に改称した。 |
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Otoineppu, Otoineppu Village
中川郡音威子府村音威子府 |
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Hours:
8:40 am - 4:40 pm |
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Services:
- みどりの窓口
- 宗谷バス案内所
- 天北線資料室 (入館無料)
- 駅そば「常盤軒」 (9時30分-16時、水曜定休) |
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Otoineppu Station
音威子府駅の駅舎。 |
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Otoineppu Station
駅構内は3番線まである。 |
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Otoineppu Station
駅待合室。 |
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Otoineppu Soba Stand
駅そば「常磐軒」。 |
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宗谷本線途中下車の旅で気軽に駅前散策を楽しめるのが音威子府村の魅力。音威子府駅で長時間停車する普通列車に乗車したら、停車時間を利用して駅前を散策したり、音威子府ならではの味覚を味わってみよう。 |
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駅前通りを直進すると国道40号線が通っており、交差点右手にAコープ(千見寺商店)や道の駅、左手にサケみそパンで有名な原菓子舗、郵便局、高橋昭五郎彫刻の館、村役場がある。市街地東部の一路食堂、セイコーマート、音威富士スキー場は駅から徒歩10分〜15分。 |
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In front of Otoineppu Station
冬の音威子府駅前。直進すると国道40号線の中心街に出る。 |
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Route 40
音威子府中心部を通る国道40号線。稚内側に道の駅がある。 |
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Museum of Tenpoku Line
天北線資料室は音威子府駅の一角に併設されている資料室。1989年まで音威子府と南稚内を結んでいたJR天北線に関する資料を展示。 |
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Otoineppu Soba Noodles 「音威子府そば」
音威子府村の名物である黒いソバ。地元の畠山製麺が音威子府産や幌加内産などの蕎麦粉を使って製粉しており、黒くてコシのある黒い麺と濃いソバ汁に特色がある。普通列車の停車時間を利用して気軽に音威子府そばを味わうなら、音威子府駅待合室にある「常盤軒」(9時30分-16時、水曜休)が旅人に人気。ソバはあらかじめ茹でたものを使っているが、汽車旅の風情と雰囲気を味わうにはぴったり。茹で立ての音威子府そばは、駅から徒歩3分の道の駅おといねっぷ「麺屋一ふじ」(10時-18時、11月から3月は11時-17時)、駅から旭川方面へ徒歩12分の国道沿いにある「一路食堂」(11時45分-19時、不定休、英語対応可)などで味わえる。 |
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Roadside Station "Otoineppu" 「道の駅 おといねっぷ」
音威子府村の特産品であるソバ、木工芸品、はちみつ、羊羹、味噌などを販売。
Salmon Miso Bread 「鮭みそパン」
駅前の国道交差点に建つ「原菓子舗」(9時-17時、不定休)が製造・販売する音威子府名物のお菓子。サケの形をした昔懐かしいみそパンで、原寸大の鮭みそパン(500円)は音威子府を訪れる旅行者に評判。小サイズ(200円)もある。 |
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Woodworking experiences of Mokuyukan 「木遊館」 10:00 am - 4:00 pm (closed Sat & holiday)
音威子府駅から徒歩5分。木のぬくもりが感じられる館内で木工芸の製作体験ができる公共施設。「森と匠の村」でオリジナルの木工芸を制作してみよう。予約不要で比較的手軽に製作できる木工作品の製作時間は2〜3時間、材料費は500円〜2,000円。施設利用料は別途200円(見学は無料)。10時-16時。土曜・日曜・祝日は休館。
Otoifuji Ski Area 「音威富士スキー場」
音威子府駅から旭川方面へ徒歩15分の場所にある村営スキー場。第1リフトのみ営業しており、山頂への第2リフトは休止中。上川地方北部では最も大きいスキー場で、広々としたメインゲレンデと林間コースがある。冬にはサンピラーが見られることもあるという。大晦日・元旦は休業。1日券2,300円、午後券(13時-17時)1,200円。夏には山頂までのハイキングも可能で、天気の良い日には利尻富士を見渡せる。 |
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