永山駅は旭川市永山地区の宗谷本線にある有人駅。上川地方開拓の拠点となった旧永山町(1961年に旭川市と合併)の玄関口に位置する。駅から徒歩10分弱の北海道上川総合振興局(旧上川支庁)の最寄り駅で、ビジネスマンの利用が多いことが特徴だ。北海道では乗降客数にかかわらず、振興局の最寄り駅には必ず「みどりの窓口」が設けられている。
宗谷本線における鉄道の信号保安システムは当駅を境に南北で異なるので、稚内方面へ向かう列車は特急も含めて全て永山駅の1番線に停車する。ただし、特急列車は運転停車のみを扱っているので、一般客は下車できない。 |
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1-19, Nagayama, Asahikawa City
旭川市永山1条19丁目 |
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Hours:
7:00 am - 6:50 pm |
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Services:
- みどりの窓口
- 自動券売機 |
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Nagayama Station
上り線の「電子閉そく開始」標識。下り線には「電子閉そく終了」の標識が掲げられている。 |
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Nagayama Station
永山駅の駅窓口と待合室。改札口には電光掲示板が設置されている。 |
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永山地区と永山武四郎
永山地区は上川地方開拓発祥の地。1891年(明治24年)に永山・旭川・神居地区の戸長役場が永山村に設けられ、屯田兵を中心に上川地方の開拓が進んだ。北海道庁の長官も務めた鹿児島出身の永山武四郎は人生の後年、「北海道の開拓は内陸部からこそ始めねばならぬ」という意思を持って上川地方の開拓を進め、屯田兵村が次々と誕生した。上川地方の基礎を築き上げた武四郎の功績は極めて大きく、「永山」という苗字は当地域における地名にもなっている。武四郎は北海道で骨を埋める覚悟で開拓に力を注ぎ、札幌に自宅を建て(旧永山武四郎邸)、墓も手に入れていた。屯田兵には「お前たちは北海道の土になれ、わしも北海道の土になる」と語っていたという。武四郎は死後、札幌の旧豊平墓地に葬られ、現在は里塚霊園に眠っている。 |
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In front of Nagayama Station
永山駅前。国道39号線を走る路線バスが正面に見える。 |
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Nagayama Shrine
1891年創建の永山神社。 |
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Former Nagayama Town Office
永山図書館に隣接して建つ旧永山戸長役場。 |
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