旭川駅は人口35万人を擁する旭川市の玄関口。函館本線の終着駅であり、宗谷本線・石北本線・富良野線の列車が発着する道北地方最大のターミナル駅としての顔を持つ。高度経済成長期の1960年に完成した旧駅舎は約50年間使用され、ステーションデパートやホテルを併設するなど、民衆駅としての役割を果たしてきた。旭川市の人口そのものは数十年間に渡ってほとんど変化していないが、時代の流れで役割も大きく変わり、1990年代末から始まった駅周辺の再開発事業によって、2011年秋に近代的な高架駅が完成した。駅の南側を流れる忠別川に架かる橋も開通し、神楽地区への交通アクセスも飛躍的に向上している。駅周辺の再開発は2013年度に完成予定。 |
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8, Miyashitadori, Asahikawa City
旭川市宮下通8丁目 |
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Hours:
5:00 am - 10:00 pm |
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Services:
- みどりの窓口・旅行センター
- 自動券売機・指定席券売機
- 旭川観光物産情報センター (東コンコース)
- コインロッカー
- キヨスク・土産物店
- 駅弁と駅そば「まんざいどん」
- 軽食・カフェ・レストラン
- 旭川駅内郵便局・銀行ATM
- 駅レンタカー
- 鉄道警察隊 |
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Former Asahikawa Station
旧旭川駅の時計とオブジェ。夜にはライトアップされていた。 |
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Former Asahikawa Station
旧旭川駅の富良野線のホームは駅舎から大きく離れた場所にあった。 |
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旭川中心部の街路
1890年代末から屯田兵が入植した旭川は市街全体が整然とした碁盤の目のように街路が区切られており、地図でもその姿がはっきりとわかる。南北の番地は旭川駅前の「西武A館」と「フィール旭川」の間を東西に走る1条通が基準になっており、ここから道路を2本分(100m)進むたびに2条通、3条通・・・となる。東西の番地は旭川駅西側の「4条東鷹栖通」(旭川赤十字病院前の道路)を境に西○丁目、あるいは東○丁目となる。「買物公園」は東7丁目と東8丁目の間、「オクノ」前は3条通6丁目、国道40号線は4条通に位置するので、覚えておくとよいだろう。 |
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地名の由来
旭川の中心部を流れる忠別川を示すアイヌ語の「チュウ・ペッ」(瀬の早い川)が、後に「チュプペッ」(日の川)と解され、それを「旭川」と意訳したという。ただ、「旭」の部分に関しては意訳、改訳など、実に様々な諸説が存在しており、正確な地名の由来は今も定かではない。 |
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Kaimono Park
旭川駅前から9条通りへと続く日本最初の恒久歩行者天国「平和通買物公園」。 |
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Midoribashi Street
金融機関や大手企業の支店、市役所などのオフィスビルが連なる緑橋通。 |
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Asahikawa Tokiwa Traffic Circle
旭橋の南側に位置する「旭川常盤ロータリー」(1936年設置)。 |
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Asahibashi Bridge
旭川中心部と旭川駐屯地方面を結ぶ「旭橋」。 |
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Asahiyama Zoo in winter
冬の旭山動物園で見られる「ペンギンの散歩」。 |
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Asahikawa Ramen 「旭川ラーメン」
夏と冬の気温差が約60度もある旭川の代表的なご当地ラーメン。ラードを多く含むしょうゆ味がベースで、縮れの少ない麺を使用。自家製麺、あるいは地場の製麺所の麺が多く使われているのも特徴のひとつ。市内中心部には数多くのラーメン屋が店を構えているので、どこの店を選べばよいか迷うほどである。当サイト管理者の学生時代、学友3人と旭川駅の観光案内所で「あえてラーメン屋を一軒選ぶならば?」と尋ねてみたところ、5条通り7丁目の「蜂屋」を教えてくれた。味は云々、観光協会の方が曰く、「旭川らしいラーメン屋」なのだそうだ。つまるところ、旭川ラーメンというものは味が云々というよりも、「旭川らしい」雰囲気を味わうところに魅力があるのではないだろうか。
Ekiben 「旭川駅の駅弁」 Inside Asahikawa Station
旭川駅は道北地方最大のターミナル駅だけあって、駅弁の種類も実に豊富。どの駅弁を選べばよいのか迷うほどだ。「だいせつ寿司」は国鉄時代から続く定番駅弁。「蝦夷海鮮鮨」はウニ、カニ、イクラが盛りだくさんの海鮮駅弁で、こちらも中々の逸品である。
Asahikawa Sanroku (3-6) District 「旭川さんろく(3・6)街」
買物公園西側の旭川市3条通6丁目を中心とした道北地方最大の歓楽街。5・6丁目通りの2条から4条までのエリアに酒場や居酒屋、バーなど、1,000件以上の飲食店が軒を連ねる。独特の活気に溢れる繁華街で、週末の人通りや賑わいは相当のもの。深夜から翌朝の5時近くまで人通りが途絶えないほどだ。旭川は内陸の都市であるが、日本海やオホーツク海に比較的近いため、海の幸やカニ料理を味わえる店も充実している。
International Bar "the den" 「外国人バー」 5:30 pm - 1:00 am
旭川市2条通7丁目(買物公園の「マルカツデパート」北側向かい)の「ヨシタケビル2号館」5階にある「ザ・デン(the den)」は旭川唯一のインターナショナルバー。旭川とその近郊に住む外国人が訪れるバーで、店長はオーストラリア人。旭川を訪れるオージーにも人気があるらしい。ワンドリンクは500円から。
5-7 Koji "Furari-to" 「5・7小路 ふらりーと」
買物公園西側の旭川市5条通7丁目にある小さな歓楽街。焼き鳥屋、居酒屋、ラーメン「蜂屋」など、18の店舗が軒を連ねており、昭和初期の昔懐かしい雰囲気が漂う。
Sweets 「スイーツ」
「梅屋」(西武A館地下・高砂台)のシュークリーム、「壺屋」(3条通7丁目つくしんぼ、忠和5-6)のアーモンドガレット、「The Sun 蔵人」(神楽岡8-1)のサブレなど。 |
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Taisetsu Ji-Beer kan 「大雪地ビール館」 11:30 am - 10:00 pm
旭川駅から東方向へ徒歩5分の場所にあるレンガ造りの地ビール館。旭川の地ビールメーカー「大雪地ビール」直営のレストランで、「ケラ・ピルカ」や「大雪ピルスナー」、各シーズン限定のビールを味わうことができる。地ビールの試飲セットもあるので、列車の待ち時間などを利用してビールの試飲を楽しむものよいだろう。北海道産の食材を使った肉料理やチーズ、ピザ、一品料理なども地ビールと一緒に味わえる。
Takasago Meiji Sake Brewery 「高砂明治酒蔵」 9:00 am - 5:00 pm
旭川駅から東方向へ徒歩15分。1909年竣工の歴史的建築物である館内では明治期から昭和期に掛けての酒造りに関する資料などを展示。日本酒の試飲も可能だ。旭川四条駅から歩いて訪れることもできる。
Otokoyama Sake Brewery 「男山酒造」 9:00 am - 5:00 pm
旭川市永山地区の国道40号線沿いにある酒造会社。道北を代表する酒造のひとつである男山酒造の酒造りに関する様々な道具や資料などを展示。日本酒の試飲が楽しめるほか、酒造入口では酒造りの仕込み水を飲むこともできる。 |
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Takasago Onsen 「高砂温泉」 9:00 am - 2:00 am
旭川市街を見渡す高砂台にある温浴施設(「温泉」ではあるが、大浴場は沸かし湯)。昭和レトロの雰囲気が漂う入浴施設で、旭川市民の誰もが知っている温泉。「お風呂のデパート」を名乗っているだけあって、大浴場や露天風呂には一風変わったユニークな浴槽が数多く配されていて面白い。エンターテイメントを好む外国人観光客にも喜ばれることだろう。併設の宿泊施設は小学校の修学旅行などでも利用されている。旭川駅前から道北バス「高砂台8丁目」行きに乗車。大浴場の入浴料は大人600円、こども250円。
Karaoke 「カラオケ」 店舗によって営業時間が異なる
買物公園の3・6街界隈にカラオケ店が点在。「歌屋」(3条通8丁目オクノ向かい)、「シダックス」(3条通7丁目)、「まねきねこ」(4条通8丁目マルヤビル地下1階)など。
Cineplex Asahikawa 「シネプレックス旭川」 morning - midnight
旭川中心部には本格的なシネマコンプレックスがないので、旭川駅から南永山駅まで石北本線の普通列車(約11分・220円)に乗車し、駅から徒歩5分の「シネプレックス旭川」へ足を運ぼう。7スクリーン、1,241席の設備を有する道北最大規模の映画館で、週末や繁忙期は深夜0時過ぎまで上映している。 |
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Santa Present Park 「サンタプレゼントパーク」
旭川市街の西に位置するスキー場。2001年にはスノーボードFISワールドカップの会場にもなった。ゲレンデから旭川中心部や大雪山系を一望でき、夜景の美しさには定評がある。旭川駅前から路線バスに乗車。
Kamui Ski Links 「カムイスキーリンクス」
旭川市西部の神居山斜面に広がる道北最大規模のスキー場。初級者から上級者向けまでの14コースを有し、山頂から空地平野を一望できる。最長滑走距離は4,500m。樹氷の美しさでも有名。希望によりパラグライダーやハングライダーも楽しめる。旭川駅界隈の各ホテルから有料のシャトルバス(大人往復1,500円)を運行。
Taisetsu Arena Skating Rink 「大雪アリーナ」 9:00 am - 9:00 pm (only in winter)
旭川駅神楽地区の大雪アリーナ内に設けられる冬季限定(11月中旬-3月上旬)の屋内スケート場。食堂と売店を併設。大人500円、高校生300円、中学生以下は無料。貸しスケート靴320円。 |
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Asahikawa Winter Festival 「旭川冬まつり」 Early Feb
旭橋と常磐公園に近接する石狩川河川敷で毎年2月上旬に開催される冬まつり。世界最大級の大雪像が一番の見どころで、雪像本体に上ることができるのが特色のひとつだ。北海道では「さっぽろ雪まつり」に次ぐ規模の冬まつりで、2000年代以降は外国人観光客の来訪も大幅に増えている。旭川駅前の買物公園では「氷彫刻世界大会」も同時に開催。スポンサーの意向にとらわれない氷彫刻は高度に芸術的で、レベルの高さは札幌雪まつり「すすきの氷の祭典」を大きく上回る。
Kotan Festival 「こたんまつり」 Late September
数々の伝説が残るアイヌの聖地「神居古潭」で毎年秋分の日に開催されるまつり。アイヌの伝統儀式や民族楽器の演奏などが催され、外国人観光客も訪れる。
Sanroku Festival 「さんろくまつり」 Early August
8月初旬の木曜から土曜にかけて、旭川中心部の「さんろく街」で開催される夏祭り。
Otokoyama Natural Park 「男山自然公園の一般公開」 4月下旬 - 5月上旬
カタクリの原生花園としては北海道最大規模。4月下旬に満開となり、その光景は見事。園内には自然公園内を周遊できる遊歩道があり、20分ほどで一周できる。 |
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Tourist Information Centre 「旭川観光物産情報センター」 8:30 am (from 9:00 Oct to May) - 7:00 pm
旭川駅東コンコースにある観光案内所。旭川市はもちろんのこと、旭川近郊や大雪山国立公園の詳細な観光パンフレットを入手できる。旭川観光を始める前にまず立ち寄りたいスポット。4月末から10月末までレンタサイクルを貸し出し(1日500円)。
Rental Bicycle 「レンタサイクル」 Tourist Information Centre & Tokiwa Park
旭川駅東コンコースの「旭川観光物産情報センター」では4月末から10月末まで市内観光に便利なレンタサイクルを1日500円で貸出している。自転車に乗って常磐公園や旭橋、神楽岡公園、外国樹種見本林、石狩川河川敷などをめぐってみよう。また、常磐公園内の川のおもしろ館前にあるプレハブ風のレンタサイクルハウスでは、観光サイクリング用の自転車を無料で貸出している。貸し出し期間は毎年5月1日から10月31日まで、利用時間は9時30分-16時。常磐公園内のサイクリングやスタルヒン球場、川村カ子トアイヌ記念館、北の嵐山、嵐山公園方面へのアクセスに便利だ。
International ATM (7-Eleven) 「国際ATM」(セブンイレブン旭川買物公園店) 24 hours
旭川駅前の藤田観光ワシントンホテル旭川に隣接。旭川駅から最も近い国際ATM設置店。
Asahikawa Chuo Post Office 「旭川中央郵便局」 24 hours
常磐公園南側の国道40号線沿いに立地する大きな郵便局。郵便窓口は24時間営業。ATMは平日8時45分-21時、土曜・日曜・祝日9時-19時。国際送金・外貨両替可。旭川駅内にも通年営業の郵便局がある。
Kitasaito Hospital 「北彩都病院」 9:00 am - 5:00 pm
旭川駅に隣接する交通至便な病院。外国人を含む一般の外来受診可。
Asahikawa Chuo Library 「旭川市中央図書館」 10:00 am - 6:00 pm (8:00 pm Wed & Thu, 5:00 pm Sat & Holiday)
旭川駅から1.5km。常磐公園内の東側に建つ道北最大規模の図書館。公園散策後の休憩や読書に向いている。月曜・月末・年末年始休館。 |
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