砂川駅は砂川市の玄関口。石炭輸送を目的として1891年に旧歌志内線・歌志内駅と同時に開業した駅で、砂川から旭川までの区間はその7年後に接続開通した。1926年(大正15年)には函館本線の上砂川支線も開業し、石炭や木材輸送の中継地として賑わった。歌志内線は1988年、上砂川支線は1994年に廃止され、かつての上砂川支線ホーム跡地には地域交流センターが建つ。
札幌−旭川間の特急停車駅で唯一、自動改札機が設置されていない駅で、早朝・夜間は「みどりの窓口」も営業を行っていない。駅構内には特急列車の待避線(1番ホーム)があり、上下列車ともに発着が可能な構造である。 |
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E2N2, Sunagawa City
砂川市東2条北2丁目 |
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Hours:
6:40 am - 6:30 pm |
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Services:
- みどりの窓口
- 自動券売機
- キヨスク |
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Sunagawa Station
駅改札口とキヨスク。駅窓口が無人となる時間帯があるので、自動改札機は設置されていない。 |
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Sunagawa Station
砂川駅に到着した上り特急列車。3番ホームでは上下列車ともに特急列車の退避が可能である。 |
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地名の由来
アイヌ語の「オタ・ウシ・ナイ」(砂原の多い川)の意訳。隣接する歌志内市も由来は同じで、こちらはアイヌ語を音訳して地名とした。 |
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砂川のバス停
砂川駅前にはバス停が設置されていないため、歌志内・上砂川などへの路線バスに乗車する場合は、砂川駅から徒歩5分の「砂川市立病院」まで歩く必要がある。駅前を直進して国道交差点を旭川方面へ右折し、次の交差点をすぐに左折した先にバス停が設けられているが、初めて砂川を訪れる観光客にとっては、場所がやや分かりにくいかもしれない。 |
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Route 12
砂川市中心部を通る国道12号線。 |
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Former Mitsui Sunagawa Coal Mine in Kamisunagawa Town
上砂川町にそびえ立つ旧三井砂川炭鉱中央堅坑櫓。外観のみ見学可。 |
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Yanagi Street 「柳通り」
Nightlife District, W1N1-W2N2
*Yamagoya (Izakaya, W2S1, 4:30 pm - 11:30 pm)
*Oriental Bowl (W4N1, 12:00 pm - 11:00 pm, to midnight weekend)
砂川駅の南側を流れるパンケ歌志内川(国道12号線の西側)界隈に広がる歓楽街。かつて炭鉱で栄えた歌志内市と上砂川町への拠点都市という性格を持つことから、古くからの味わい深い飲食店が軒を連ねている。メインストリートは国道12号線の1本西側を通る柳通り(西1条北1丁目-南2丁目)。雰囲気は比較的明るく、観光客でも気兼ねなく入れる飲食店が多いのも特色のひとつだ。
柳通り商店会の歓楽街は西3条通まで広がっており、炭鉱時代の名残から焼肉店と焼き鳥店が特に多い。西2条南1丁目の居酒屋「山小屋」(16時30分-23時30分・不定休)は水車が目印のユニークな店で、北海道産の食材を使った炭焼き料理や刺身を味わえる。食事の前後に西4条北1丁目の「オリエンタルボウル」(12時-23時、週末は24時まで)でボウリングやカラオケを楽しむのもよいだろう。
Yamaichi 「やまいち」
Cafe & Spaghetti, in front of Sunagawa Station
砂川駅を出てすぐ左手にあるレトロな喫茶店。定番メニューのミートソーススパゲッティは砂川を訪れるビジネスマンに定評がある。1984年には倉本聰脚本のテレビドラマ「昨日、悲別で」のロケ地となった。
Sunagawa Sweet Road 「すながわスイートロード」
Along Route 12 & Shopping Mall "AiAi" (E1S1, 9:30 am - 9:00
pm)
砂川市は炭鉱街として栄えた歌志内市や上砂川町に近く、炭鉱マンが疲労回復のために甘いものを好んで食べていたことから、古くから菓子づくりが盛んである。国道12号線沿いには個性的な菓子屋が点在。「すながわスイートロード」と呼ばれており、遠方から訪れる観光客も多い。砂川駅から札幌方面へ徒歩5分のAコープ「ショッピングプラザAiAi」(9時30分-21時)でも砂川市の銘菓を購入できる。
Nanko nabe 「なんこ鍋」
Traditional horse meat cuisine in Utashinai City, Roadside Station "Utashinai Tirol-no-yu", Snack Gendai "現代" (Honcho 184, 6:00pm - 12:30 am), Snack Alpha
"アルファー" (Honcho, 7:00 pm - 12:30 am)
馬の腸を鍋で煮込んだ歌志内の郷土料理。「なんこ」とは秋田県北部で馬肉を意味する方言で、江戸時代に秋田県の鉱山坑夫が肺病予防として食した馬肉料理が明治・大正時代、坑夫の移動とともに伝えられたという。炭鉱が近代化される前まで、馬は炭鉱街における主要な働き手であった。なんこ鍋は道の駅「うたしないチロルの湯」のレストラン(11時-16時30分、11月から3月は14時まで)、歌志内中心部2条通りのスナック「現代」(本町184・18時-深夜0時30分)、歌志内消防署前のスナック「アルファー」(本町・19時-深夜0時30分)などで味わえる。 |
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Hokkaido Children's Park 「北海道子どもの国」
日本の都市公園百選。メイン施設である「ふしぎの森」では、世界の七不思議と呼ばれているピラミッド・カタコンベ・ピサの斜塔、ファロス、ストーンヘンジ、森の迷宮、万里の長城を小縮尺で子ども向けに再現。砂川駅からタクシーで片道1,500円程度。
Hokko Park 「北光公園」
砂川駅から旭川方面へ徒歩13分。石狩川の旧河川である北光沼があり、開園シーズン中の土曜と日曜にヨットやカヌーを無料で利用できる。
Kamoidake Ski Area 「かもい岳スキー場」
歌志内市の神威山麓に広がる空知地方有数のスキー場。夏はかもい岳自然公園の散策、冬はスキーが楽しめる。砂川市立病院から歌志内方面行きの路線バスに乗車し、「歌神」で下車、徒歩15分。スキー場に隣接する「かもい岳温泉」に宿泊する場合は砂川駅から送迎あり(要予約)。 |
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