伊納駅は旭川市街南西部の石狩川西岸に位置する無人駅。1898年(明治31年)に列車の行き違い設備を有する信号停車場として開業し、その2年後に正式な駅へと昇格した。1969年、函館本線の複線電化工事の完成に伴い、駅構内が山側へ移動し、列車の退避線も設置されたが、現在は撤去されている。
1990年代前半には1日平均で400人以上もの乗降客があり、旭川北都商業高校へ通う高校生が大半を占めていた。貨車を活用した駅待合室も2箇所設置されていたが、2011年3月に高校が閉校し、通勤・通学の利用客は激減している。貨車を活用した駅の待合室も1箇所のみとなった。 |
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Kasuga, Etanbetsucho, Asahikawa City
旭川市江丹別町春日 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Ino Station
伊納駅の駅車兼待合室。北都商業高校の閉校に伴って利用客が激減したため、現在は待合室も一箇所のみとなっている。 |
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Ino Station
伊納駅に到着した上り普通列車。かつては待避線が存在していたので、下りホームとの空間が広く開いている。 |
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現在、駅周辺には石狩川西岸の狭い範囲に数軒の民家などが点在するのみ。伊納駅の開業は1900年(明治33年)と古いが、伊納駅と石狩川対岸の国道12号線を結ぶ伊納大橋が完成したのは1986年(昭和61年)のことである。駅が開業してから伊納大橋が完成するまでの86年間、伊納駅は実質的に陸の孤島であった。
もっとも、かつて伊納地区には一定規模の農村集落が形成されており、駅の北西には1973年3月まで春日小学校(現・旭川市春日青少年の家)が存在した。伊納駅の前後には函館本線の旧線を活用した「旭川サイクリングロード」が続いているが、トンネルの老朽化や落石の危険性などから頻繁に通行止めとなる。 |
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In front of Ino Station
旧線時代の伊納駅ホームが現存。本線とは接続しない鉄道設備の訓練施設もある。 |
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Ino Station
伊納駅の待合室と伊納駅前。夜の駅周辺は街灯界隈を除いて真っ暗になる。 |
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Around Ino Station
伊納駅から伊納大橋への道。周辺では畑作が行われている。 |
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Ishikari River
伊納大橋から眺める石狩川。右手に神居町台場の街並みが見える。 |
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