江別駅は石狩川と千歳川の合流部近くに位置する江別市の代表駅。石狩川の水運に便利な立地の駅として1882年(明治15年)に開業し、火力発電所や製紙工場への専用線が分岐する江別の玄関口として発展を遂げてきた。しかし、札沼線の開業による水運の衰退や専用線の廃止などで駅前市街地は次第に寂れていき、急行列車の停車も廃止されて、江別市の実質的な中心部は野幌駅界隈へと移っていった。
現在は札幌近郊の普通・区間快速列車の折り返し駅として位置づけられており、札幌駅を出発した函館本線の下り普通列車の約半分が当駅で折り返す。駅舎札幌側の4番線は後年になって新設されたものである。 |
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Hagigaoka, Ebetsu City
江別市萩ケ岡 |
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Hours:
5:30 am - 12:00 am (midnight) |
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Services:
- みどりの窓口
- 自動券売機
- キヨスク |
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Ebetsu Station
江別駅の札幌側に位置する4番線は札幌方面からの折り返し列車専用ホーム。 |
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Ebetsu Station
7月の「江別やきもの市」開催日には特急が当駅に臨時停車していた時期もあった。 |
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江別駅前の旧市街を歩く
かつては名実ともに江別の中心部として栄えた江別駅前であるが、時代の変化によって中心部は野幌方面や国道12号線沿いへと移り、昔ながらの建物が数多く残る旧市街となった。現在は江別駅前の旧市街を観光に生かす取り組みが行われており、駅前の旧国道沿いには「えべつ歴史的建築物マップ」の案内地図も設置されている。
代表的な歴史的建築物は旧岡田倉庫(現・アートスペース外輪船)、旧北陸銀行江別支店(現・OLD-e#)、旧江別郵便局(現・ドラマシアターども)など。昔ながらの面影を残す商店街を歩けば、昭和時代にタイムスリップしたような感覚を味わえるであろう。毎年7月に開催される「江別やきもの市」は旧市街の活性化を目的に行われているものである。 |
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江別温泉
江別駅前の旧国道沿いに立地する江別温泉富士屋旅館(朝食付き5,600円〜)は江別市内唯一の歴史ある温泉旅館。以前は「松鶴湯」、「はまなす温泉」などの温泉銭湯も営業していた。 |
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In front of Ebetsu Station
広大な交差点に旧市街の貫禄が漂う江別駅前。 |
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Waterfall of red brick
江別駅前広場に設置されているレンガの滝。 |
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Ebetsu Onsen Fujiya Ryokan
江別駅前の旧国道沿いに建つ江別温泉富士屋旅館。 |
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Former Route 12
江別駅前の旧国道12号線。昔ながらの商店街が残る。 |
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Ebetsu City Historical Museum
江別市郷土資料館。 |
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Ebetsu lamprey ell 「ヤツメウナギ」
江別市内の北を流れる石狩川で獲れるヤツメウナギは江別を代表する川の幸。江別駅近くの平和通沿いにある「やま六鮨」(11時-22時、月曜休)、または国道12号線沿いの千歳川河川敷にある「江別河川防災ステーション」(9時-18時30分)で味わえる。
Cafe & Bar 「レストラン・カフェバー」
江別駅前旧市街の東に位置する「OLD-e#」(11時30分-15時、金曜・土曜は23時まで、月曜休)は1919年建築の旧北陸銀行江別支店を活用したレストラン・カフェバー。大正時代の石造り建築物を活用した飲食店で、昼間はカフェレストラン、週末の夜はバーとして営業。江別特産の小麦、野菜を使ったメニューも味わえる。 |
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Renga bread 「北のレンガぱん」
江別特産のレンガをかたどったパンで、北海道産のライ麦と小麦「ハルユタカ」を使用。江別駅前の「えべつみらいビル」1階にあるベーカリーキッチン(10時-20時)で購入できる。 |
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