上幌延駅は幌延町上幌延地区にある無人駅。1986年までは列車の行き違い設備を有する有人駅だったが、現在は片面のホームと貨車を活用した待合室がポツンと建つ。1日5本の普通列車が停車するのみで、駅の利用者も極めて少ない。
宗谷本線は上幌延駅と幌延駅の間で北緯45度、つまり北半球のちょうど真ん中を通過する。同緯度ではイタリアのミラノ、カナダのモントリオール、フランスのリヨンなどの都市があるという。線路に北緯45度の通過点を示す標識などは特にないが、並行する道路には看板が設けられており、道路上に緯度線が引かれている。 |
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Kamihoronobe, Horonobe Town
天塩郡幌延町上幌延 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Kami Horonobe Station
駅待合室。利用者は少ないが、綺麗に維持されている。 |
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Kami Horonobe Station
駅名看板。当駅から南幌延駅までは約3kmの距離だ。 |
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駅周辺は酪農地帯の牧草地が広がり、駅前に建つ昔のサイロにはアート壁画が描かれている。駅の近くにある旧上幌延小学校は幌延町における教育発祥の地。現在は公民館として活用されている。 |
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駅前を少し南に進むと宗谷本線の踏切があり、木々に囲まれた坂道を登ると長応寺にたどり着く。長応寺の由緒は1473年にまでさかのぼる。堂内にある資料によれば、1473年、三河の国上郷(現在の愛知県蒲郡市神郷)で城主・鵜殿藤太郎長将の寄進により創建されたのが始まりだという。その後、様々な経緯を経て1899年(明治32年)、北海道の開拓と布教、長応寺の再建を願って天塩郡ウブシ原野2,443,498坪の貸下げを受け、1900年に法華宗農場を創設し、私学校を開いた。 |
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In front of Kami Horonobe Station
上幌延駅前のサイロアート。 |
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Former Kami Horonobe ES
旧上幌延小学校。 |
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45th parallel north
上幌延と幌延の間に位置する北緯45度の通過点。 |
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Way to Chouoji Temple
上幌延駅南側の宗谷本線沿いに位置する長応寺への道。 |
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Chouoji Temple
幌延町を見下ろす小高い丘の上に建つ長応寺。住職の方にその旨を告げると拝観が可能。 |
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