茂辺地駅は北斗市(旧上磯町)茂辺地地区にある無人駅。構内は2面3線の構造で、中間の2番線が待避線。地名はアイヌ語の「モ・ペッ」(静かな川)、すなわち現在の茂辺地川を指したもの。また、1452年から54年の享徳年間に下国(しものくに)氏が築いた茂別館に由来する説もある。
当駅と上磯駅の間には津軽海峡線の列車増発に対応するため、1990年6月に設けられた矢不来(やぶらい)信号場がある。山側のトンネルが待避線。矢不来地区は茂別館を築いた下国盛季(もりすえ)が松前藩よりも9年前に上陸した場所だという。 |
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Moheji, Hokuto City
北斗市茂辺地 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Moheji Station
駅舎外観。 |
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Waiting room
駅待合室。 |
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地名の由来になった茂辺地川の河口に広がる地域で、北海道では珍しい杉林、細い街路や民家のつくりなどに、青森県津軽地方と共通した特徴を持つ。駅前を直進して左折し、茂辺地川に架かる橋を渡った先の山林には国指定史跡「茂別館跡」がある。
茂別館は1443年、南部藩に津軽十三湊(とさみなと)を攻略された安藤盛季が設けた館で、全面積は約9万平方メートル。4代目の安藤政季と弟の茂別家政が居城した。すぐ裏手には1872年(明治5年)に創業した開拓史茂辺地煉瓦石製造所跡があり、ここで製造されたレンガは函館の洋風建築物に数多く用いられた。 |
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In front of Moheji Station
茂辺地駅前。 |
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Former Mobetsu Castle
茂辺地川の東岸に広がる茂別館跡。 |
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