神明駅は上ノ国町東部の山あいにある小さな無人駅。列車1両分のコンクリート製ホームと木造の小さな待合室が設けられている。ホームには花のプランターが配されており、鉄道に対する地域住民の愛着が感じられよう。
地名は付近を流れる神明ノ沢川に由来するもの。江差線の神明−吉堀間には渡島地方(函館側)と檜山地方(江差側)の分水嶺があり、列車は稲穂トンネルを抜ける。「稲穂」という名前の由来はアイヌ語の「イナウ」(木幣)という発音に由来するもので、北海道各地の峠やトンネルなどで同様の名前が見られる。アイヌは峠越えのさい、木片を供えて峠越えの安全を祈る風習があった。 |
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Shinmei, Kaminokuni Town
檜山郡上ノ国町神明 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅) |
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Shinmei Station
神明駅を後にする函館方面行きの普通列車。 |
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Waiting room
駅ホームと木造の待合室。 |
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標高300m台の山林に囲まれた地域で、駅前の一本道に沿って民家が点々と続く。この辺りは神明沢川を中心に昭和55年から道営開拓地整備事業が9年間行われた。神明沢川の山奥には平成上ノ国鉱山があり、岩盤浴などに用いられる鉱石「ブラックシリカ」を国内で唯一採掘している。神明駅から湯ノ岱駅までは徒歩で約45分程度。 |
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In front of Shinmei Station
神明駅前。 |
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In front of Shinmei Station
平成上ノ国鉱山と神明駅入口の案内看板。 |
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