沼ノ端駅は苫小牧市街東部の沼ノ端地区にある無人駅。1898年(明治31年)に北海道炭礦鉄道(現・室蘭本線)の駅として開業。1920年代に北海道鉱業鉄道(後の国鉄富内線)と北海道鉄道(現・千歳線)の分岐駅となった。現在、沼ノ端駅の下り線(岩見沢・札幌方面行き)が片側ホームのみとなっている一方、上り線(苫小牧方面行き)は島式ホームとなっているのは、この当時の名残である。
国鉄時代末期から長らく簡易委託駅だったが、2000年(平成12年)に廃止、無人化された。しかし、近年は駅周辺の市街地化が著しく、駅の利用客も大幅に増加。2007年(平成19年)10月のダイヤ改正から電車特急「すずらん」の全列車が停車するようになった。 |
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3, Chuo, Numanohata, Tomakomai City
苫小牧市沼ノ端中央3丁目 |
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Hours:
First train - Last train |
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Services:
- 待合室 (無人駅)
- 自動券売機 |
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Numanohata Station
沼ノ端駅に到着した札幌方面行きの普通列車。中央左寄りが室蘭本線、中央右側が貨物用待避線、両側が千歳線となっている。 |
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Former Numanohata Station
かつては線路の南側に駅舎があり、国鉄時代の面影を強く残していたが、駅の南北を結ぶ自由通路の完成に伴って北側に移転し、2007年(平成19年)に廃止された。 |
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駅の南口は古くから市街地が形成されており、駅前から早来・厚真・勇払方面への路線バスが発着する。かつて駅の北口は原野が広がるのみであったが、近年になって近代的な新駅舎と駅前広場、新興住宅街が整備され、様相は大きく変化した。近隣に工業団地が形成されていることや、札幌に近いことなどから、最近は人口増加が著しい。現在、沼ノ端地区の人口は白老町の人口を上回っている。 |
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地名の由来
駅の北方にウトナイ湖(かつてはウトナイ沼と呼ばれていたが、現在はウトナイ湖という呼び名が定着した)があり、その沼のかたわらにあるので、この地を「沼ノ端」と称した。ちなみに「ウトナイ」とは、アイヌ語で「ウッ・ナイ」(脇川)を意味する。 |
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Numanohata Station South Gate
昔ながらの雰囲気を残す沼ノ端駅南口。早来・厚真・勇払・方面への路線バスも発着する。 |
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Numanohata Station North Gate
近年、人口増加と宅地化の進行が著しい沼ノ端駅北口。駅前通りを直進すると苫小牧市沼ノ端スケートセンターがある。 |
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Numanohata Skating Center 「沼ノ端スケートセンター」 10:00 am - 6:00 pm, Jun-Mar, closed 1st Thu
沼ノ端駅北口から駅前の北大通をまっすぐ徒歩5分。2000年にオープンした苫小牧市営の屋内スケートリンクで、毎年6月1日から翌3月31日まで営業。10時-18時。第1木曜休館。大人400円。貸しスケート靴300円。 |
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